トイファクトリー、フィアットデュカトを車載用キャビネットbottで架装した「モビリティオフィス」を実現する車両を製作

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トイファクトリーは6月11日、コマツの子会社EARTHBRAINからの依頼を受け、Smart Construction®(建設現場での主要な作業をデジタル化するソリューション)の各種ソリューションや建設機械向け遠隔操作システム等のデジタルを駆使したモビリティオフィスを実現する車両を製作したと発表した。

同車両では、建設現場や災害現場等にある建設機械を離れた場所から遠隔操作したり、現場の情報を集約したりすることで迅速な工事に貢献するモビリティオフィスとしての活用を予定している。

トイファクトリーでは、フィアットプロフェッショナル正規ディーラーとして日本仕様フィアットデュカトの車両販売、及び、キャンピングカー架装・販売を行っており、今回、フィアットデュカト車内(全長2.960mm × 全幅2.000mm × 全高1.970mm)を車載用キャビネットシステムbottで架装した特別車両を制作。これまでのキャンピングカー製造および特装車両製造の経験を活かし、遠隔操作に必要な各種機械を車両内にスマートかつ安全に設置し、かつ働くスタッフ側の快適性も考慮した車内空間をデュカト車両内で実現した。

室内空間では、どんな車にもぴったりの棚を取り付けて細かい部品や工具をきれいに便利に収納できる、働くクルマの製作に便利な、アルミ製の車載用キャビネットシステム「bott」と、ぬくもりを感じる「木材家具」をバランスよく調和。

またbott 製品は、UNECE規則R44に基づいた厳しい強度試験や衝突安全テストをクリアし、ドライバーの安全を第一に考え、万が一の事故でも荷物や工具の飛散を最小限に抑える設計となっており、積載した収納ボックスではキャビネットに戻すと自動ロックされるため運転時にも飛び出すことがなく安全に使用できる。

なお、同車両は第6回 建設・測量生産性向上展(開催期間:5月22日~24日、場所:幕張メッセ、以下「CSPI-EXPO」)のコマツ・Smart Construction®ブース内で展示された。

今後、「モビリティオフィス」の考え方はフィアットデュカトに限らず、ハイエースや軽バン車両等の様々なサイズ、種類の車両の展開を予定しているという。

【イベント展示車両概要】

◆ベース車両:日本仕様 フィアットデュカトL2H2

◆トイファクトリー架装内容:

  • 車載用キャビネットシステムbottおよびトイファクトリーオリジナル家具を用いた車内家具(作業用デスク/収納家具/ベンチシート)
  • 電装アイテム(家庭用エアコン/冷蔵庫/シンク(給水・排水タンク付))
  • 断熱施工

◆展示車両の動画:https://www.youtube.com/shorts/Y2BVYyebUSM?feature=share

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