マツダは5月17日、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」(期間:5月22日~24日、会場:パシフィコ横浜)の出展概要を発表した。
マツダブースでは、ロータリーエンジンを発電機として使用する、EVとしての使い方を拡張した新しい電動車「MX-30 Rotary-EV(エムエックスサーティー・ロータリー・イーブイ)」を展示する他、“カーボンニュートラル(CN)”、“電動化”、“人とITの共創による価値創造”をテーマとして、時代に適合して走る歓びを進化させ、日常の 移動体験の感動を量産する クルマ好きの会社になるという、マツダの“2030 VISION”の実現を目指す取り組みを紹介する。
なお、自動車技術会では「2024年春季大会」をパシフィコ横浜において5月22日から24日まで開催。マツダは、同大会において論文発表等を実施する他、併設される自動車技術会の企画展示では「MX-30」が採用するエコマテリアルの展示を行う予定となっている。
【「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」マツダの展示概要】
<車両展示>
◆MAZDA MX-30 Rotary-EV
107kmのEV走行換算距離、新開発の発電用ロータリーエンジン搭載によりさらなる長距離ドライブにも対応可能なEVとしての使い方を拡張したシリーズ式プラグインハイブリッドモデル。選択可能な3つの走行モードを設定している他、普通・急速方式対応の充電機能や1,500Wの給電機能を搭載。
<テーマ展示>
◆カーボンニュートラル(CN)
- マツダは、2050年のサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルへの挑戦を宣言。クルマのライフサイクル全体での視点(LCA)と、燃料に関わる「Well-to-Wheel」視点の両面でCO2削減への取り組みについて紹介する。
◆電動化
- 内燃機関、電動化技術、代替燃料など、地域の電源事情や利用環境に応じたソリューションを適材適所で提供していく「マルチソリューション」の取り組みについて紹介する。
◆人とITの共創による価値創造
- MBD(モデルベース開発)・MBR(モデルベースリサーチ)・AIを活用した人の能⼒を最⼤限に引き出す研究開発や、社内外のデジタル人材の育成・普及への取り組みについて紹介する。