日産と龍ケ崎市、「電気自動車を活用した脱炭素化及び地域の強靱化に関する連携協定」を締結

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茨城県龍ケ崎市、日産自動車、茨城日産自動車の3者は5月9日、脱炭素化の実現や地域強靭化に向けて電気自動車(EV)を活用していく、「電気自動車を活用した脱炭素化及び地域の強靱化に関する連携協定」を締結したと発表した。

龍ケ崎市は、脱炭素社会の実現を目指し、地球温暖化対策、プラスチックの削減活動等、環境対策を積極的に推進している他、SDGsの推進や持続可能で強靱なまちづくりに向けて、防災・災害対策等にも積極的に取り組んでおり、これらの一環としてEVを公用車として導入する等、公用車の電動化を推進。EVと太陽光発電システムとの連携なども検討している。

また日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進しているのに加え、EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業との連携を行っている。

今回は、脱炭素化や強靱化の実現を目指す龍ケ崎市が「ブルー・スイッチ」に賛同し、協定締結が実現した。3社は今回の協定締結に基づいて、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災対策等の様々な取り組みを実施し、今後も龍ケ崎市が目指す脱炭素社会の実現、ゼロ・エミッション社会の先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向け、共創していくと述べている。

【連携項目と取り組み内容】

①EVの普及促進、利活用に関すること

  • EVの普及促進を図るため、龍ケ崎市、日産自動車、茨城日産自動車は、EVの「走る蓄電池」としての活用を通じて、市民の環境・防災意識向上を目指す。

②災害におけるEVの活用に関すること

  • 龍ケ崎市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所等でEVを電力源として活用するため、茨城日産自動車の店舗に配備しているEVを無償貸与する。

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