トヨタ自動車は4月18日、「ランドクルーザー」に”250″シリーズを新たにラインアップするとともに、特別仕様車の ZX“First Edition”と VX“First Edition”を設定し同日より発売した。なお、特別仕様車 ZX“First Edition”、VX“First Edition”は、合わせて8,000台の限定発売となる。
“250”シリーズは、優れた悪路走破性を実現しつつ扱いやすさを付与する等、時代とともに高級・豪華路線にシフトしてきたこれまでのランドクルーザー プラドが位置するライトデューティーモデルを、ユーザーが求める本来の姿に戻すため、“原点回帰”をキーワードに、開発コンセプトを「The Land Cruiser ： 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」と定め、開発したランドクルーザーの中核モデル。
車名に関しても原点回帰を図っており、1990年”70″シリーズのワゴンモデルが「ランドクルーザー プラド」として独立して以降、「ランドクルーザー」と「ランドクルーザー プラド」の2つの車名が存在していたが、今回、全車「ランドクルーザー」に統一された。
＜”250″シリーズ：優れた悪路走破性を追求＞
“250”シリーズは、”300″シリーズと同じ強固なGA-Fプラットフォームを採用する等、優れた悪路走破性を追求。電動パワーステアリング（EPS）とSDM（Stabilizer with Disconnection Mechanism）を搭載し、電動パワーステアリングはオフロードでのキックバック低減に加え、オフロード・オンロードを問わない扱いやすさを確保。SDMはスイッチ操作でフロントスタビライザーのロック／フリーを切り替えることができ、オフロードでの悪路走破性・乗り心地とオンロードの操縦安定性を両立。
パワートレーンでは、2.8リッター直噴ターボディーゼルエンジン＋Direct Shift-8ATと、2.7リッターガソリンエンジン＋6 Super ECTの2タイプを用意。センターディファレンシャルにトルセンLSDを備えたフルタイム4WDによって余すことなく四輪に伝達。電動リヤデフロックが悪路での力強い走破性を発揮するとともに、前後駆動力配分の自由度を拡大し、優れた走行安定性を実現した。
＜“原点回帰をキーワードにした2種類の特別仕様車＞
ZX“First Edition”ならびに VX“First Edition”は、”250″シリーズ誕生を記念して発売する、“原点回帰”をキーワードに設定した特別仕様車。
◆特別仕様車 ZX“First Edition”
ZXグレード（2.8Lディーゼル）をベースに、原点回帰をより強調する丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプ（オートレベリング機能付）＋LEDクリアランスランプ（おむかえ照明機能付）＆LEDデイタイムランニングランプや、マットブラック塗装の265/70R18タイヤ＆18×7 1/2Jアルミホイールを特別装備している。
◆特別仕様車 VX“First Edition”
2.8リッターディーゼルエンジン、2.7リッターガソリンエンジンを搭載する2タイプのVXグレードをベースに、専用外板色サンドや内装色ダークチェスナットを特別採用。先進機能を付与したトヨタセーフティセンス、トヨタチームメイトを設定する等、安全・安心装備を充実化。
緊急時操舵支援（アクティブ操舵機能付）＋フロントクロストラフィックアラート＋レーンチェンジアシスト、アドバンストドライブ（渋滞時支援）＋ドライバーモニターカメラを特別装備している他、本革シート表皮（専用加飾付）や合成皮革巻きドアトリムオーナメント（“FIRST EDITION”ロゴ入り）に加え、インストルメントパネル加飾（専用ザイル調チタニウムフィルム＋メッキ付）を特別仕様車共通アイテムとして採用し、特別感を強調した。
＜「JAOS」と「Toy-Factory」がカスタマイズパーツを発売＞
トヨタ純正用品やモデリスタ用品に加え、今回新たに「JAOS」、「Toy-Factory」の両ブランドからも内外装アイテムの選択が可能となり、販売店装着オプションのバリエーションが拡大された。
【希望小売価格】［“250”シリーズ］520万円～735万円［特別仕様車ZX“First Edition”］785万円［特別仕様車VX“First Edition”］590万円～700万円
