トヨタ自動車は3月22日、2029年度に東京・品川に新たなオフィス拠点「新東京本社」を開業すると発表した。
同社は、京浜急行電鉄株式会社(以下「京急電鉄」)と、2020年に結んだ品川駅西口地区の開発の共同事業者となる協定に関し、当該地区内の土地の一部譲渡および当該地区のまちづくり推進のために共同で計画建物を建設・運営することに関する新たな契約を締結。今後リニア開通等により都市機能の向上が期待される品川駅西口地区に建設される上記計画建物に、新たなオフィス拠点として「新東京本社」を開業する。
トヨタは、CASEをはじめとした技術革新により自動車産業の概念が大きく変わろうとする中、多様なモビリティサービスを通じて、世界中のすべての人に笑顔や幸せを提供するモビリティカンパニーへのモデルチェンジを目指しており、その実現のためには、移動価値の拡張や、カーボンニュートラルを含む人類と地球の持続可能な共生に取り組み、社会システムとモビリティの融合を通じた新たな価値の創造が必要だと述べている。
新東京本社では、上記の新たな領域を中心とした取り組みをリードする重要な拠点のひとつとして、ソフトウェア開発機能の配置や、実証に必要な設備の導入を含め、多様な仲間が集う協創の場を目指すとしている。