日産自動車は3月20日(現地時間)、高級車ブランド“インフィニティ”のフラッグシップSUV、新型「QX80」を北米で発表した。今夏以降米国での発売を予定している。価格は$82,450~。
QX80は、控えめでありながら細部にまでこだわったスタイル、知的に統合されたテクノロジー、優れた走行性能を実現した、インフィニティのフラッグシップモデル。
パワートレーンには、最高出力450ps/最大トルク516lb-ftを実現するVR35DDTT 3.5リッターツインターボエンジンを搭載。トランスミッションにはギアレシオを40%拡大した9速ATを組み合わせ、優れたレスポンスと高い燃費性能を実現。
併せて、走行シーンに合わせて車高調整が可能な電子式エアサスペンションと、車両の動きに合わせ電子制御でダンパーの減衰力を自動調整するダイナミックデジタルサスペンションを採用している他、従来に比べ横剛性を58%向上したフレームにより、快適な乗り心地と優れたハンドリングを実現。
外装では、“Artistry in Motion”を体現し、車体の前面にインフィニティを象徴する新デザインシグニチャーのダブルアーチグリルを取り入れ、より立体的なINFINITIエンブレムを強調した他、日本のおもてなしを体現する“INFINITI Light Path”を採用。
内装では、ダッシュボード上に14.3インチのディスプレイを2個搭載。最新のINFINITI in TouchシステムにはGoogle built-inを搭載し、Google MapやGoogle Play、Google Assistant等に対応。また、センターディスプレイの下部に空調機能や運転モードの選択ができる9インチのタッチスクリーンを採用している他、2列目を快適な温度に保つセグメント初のテクノロジー「バイオメトリック クーリング」を搭載。
さらに、車体前方側面の様子を2個の14.3インチディスプレイに表示する世界初の技術「フロントワイドビュー」、フード部分が透過して前方を確認できる「インビジブル フード ビュー」、フロントカメラの映像を写真やビデオとして記録してSNS等にシェアできるジャーニー ダイアリー機能等、革新的なカメラ技術を搭載。フルサイズのラグジュアリーSUVセグメントでは初となる「クリプシュプレミアムオーディオシステム」も搭載している。
加えて、インフィニティとして初となる高速道路においてハンズオフドライブを可能とする「プロパイロット アシスト 2.1」を搭載している。