スバルとアイシン、バッテリーEVに搭載するeAxleの共同開発および分担生産することに合意

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スバルとアイシンは3月12日、スバルが2020年代後半から生産開始するバッテリーEVに搭載するeAxleを共同開発・分担生産することに合意したと発表した。

eAxleは、バッテリーEVなどモーターを主動力とするクルマが「走る」ために必要な主要部品を1つにまとめ、パッケージ化したもので、主にギア、モーター、インバーター等の部品から構成される。

今回の共同開発では、両社の車両並びに変速機開発に関する知見・ノウハウを持ち寄り、高効率・軽量コンパクトをコンセプトに、カスタマーの使用環境を考慮した諸性能の実現のため開発を推進。また、車両の電動化の進展で事業環境が大きく変化する既存サプライチェーンの維持・発展を考慮し、両社で最適な部品調達先、生産スキームを検討するとしている。

スバルは、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指して2050年に向けたロードマップを定め、電動化などの取り組みを加速。またアイシンでは、「生産」と「製品」の両軸でカーボンニュートラル社会の実現を目指しており、最重点製品であるeAxleについては小型化・高効率化に向けた技術の開発に取り組んでいる。

両社は、今後も様々な領域で協業の可能性を追求し、両社ならではの高付加価値商品・技術を実現することで、電動化社会の更なる発展に寄与すると述べている。

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