日産と穴吹工務店、「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結

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穴吹工務店、日産自動車、日産プリンス香川販売の3社は2月8日、「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結したと発表した。

穴吹工務店は、住宅関連事業を通じて、快適で健康な暮らしと脱炭素化の実現を目指し、原則「ZEH-M Oriented(ゼッチ エム オリエンテッド)」基準以上の仕様を満たすマンションを提供している他、2022年よりマンションギャラリーおよび自社施工の建設現場で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来に随時切り替える等、環境に配慮したサステナブルな取り組みを積極的に推進。

また日産自動車では、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題等の地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しているのに加え、SDGsの達成やEVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業のと共に活動を行っている。

今回は日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」と、穴吹工務店が目指す環境に配慮した住まいづくりの取り組みにお互いが賛同し、協定の締結が実現した。両社は、EVの積極的な活用により脱炭素化を推進し、環境・災害対策などの同協定に基づく取り組みを行い、その先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向けて共創していくと述べている。

【協定の概要と主な連携内容】

①EVの普及促進、利活用に関すること

  • 穴吹工務店は、EV普及促進を図るため、開発するマンション等への充電インフラの整備を推進し、日産自動車は必要な情報を提供する。
  • 日産自動車および日産プリンス香川販売は、穴吹工務店が香川県内で開催する、環境意識向上やEVの普及啓発、防災の広報活動を目的としたEVの展示などを行う場合は、必要に応じて協力する。

②災害時のEVの活用に関すること

  • 高松市内の穴吹工務店の常設マンションギャラリー「サーパスプラザ」周辺において、災害を起因とする停電が発生した際、日産プリンス香川販売が貸与するEVと穴吹工務店のEV社用車の2台を活用し地域住民へ給電スポットを提供する。給電スポットではスマートフォン等の充電ができるほか、電子レンジや電気ポットなども使用できることで地域の防災拠点化を目指す。

 

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