スズキ「スイフト」を7年ぶりにフルモデルチェンジ、価格は172万7000円~ 24年1月には5MT車も登場

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スズキは12月6日、フルモデルチェンジした新型「スイフト」を発表し、CVT車を12月13日に、5MT車を24年1月17日に発売すると発表した。

7年ぶりとなる今回のフルモデルチェンジでは、“エネルギッシュ×軽やか 日常の移動を遊びに変える洗練されたスマートコンパクト”をコンセプトに、歴代のスイフトで培ってきたデザイン性や走行性能に加え、安全装備や利便性の高い装備を充実。スイフトの魅力であるデザインと走りに“クルマと日常を愉しめる”という新たな価値を追加することで進化を遂げた。

全長3,860mm、全幅1,695mm、全高1,500mmのコンパクトな5ナンバーサイズに加え、最小回転半径4.8m(2WD車)の取り回しの良いボディーサイズを踏襲。先代スイフトより荷室開口の地上高を低くし、開口高を拡大した他、荷室幅も拡大したことで、使い勝手を向上した。

パワートレーンには、新開発の1.2リッター直列3気筒DOHC「Z12E」型エンジンと、軽量化した新開発のCVTを搭載し、優れた燃費性能と走行性能を両立。空力性能はデザイン性を維持しながらバックドアサイドスポイラーの採用や、フロントストレイク、フロントバンパー、ホイール形状などを最適化したことで、先代のスイフトより空気抵抗を約4.6%を低減し、優れた空力性能を実現した他、ボディーの高張力鋼板使用範囲の拡大や構造用接着剤の採用により、剛性を高めたことで優れた操安性や乗り心地に貢献。さらにバッフル材追加やボディー結合部へ減衰接着材の塗布などにより静粛性を向上。さらに、マイルドハイブリッドを国内ではスズキで初めて5MT車に採用した。

内外装デザインでは、一目見たら印象に残るデザインを目指して開発。外装では、個性や走りを想起させるスタイリングを追求。クルマ全体を包み込むラウンド形状が先進的なイメージを主張している他、ルーフは軽快な印象を与えるフローティングルーフを採用し、リヤは台形フォルムを形付けたことにより、安定感のある佇まいを表現。光沢のあるフロントグリル[ピアノブラック調]も採用した。また、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプ(HYBRID MZに装備)、リヤコンビネーションランプ[LEDストップランプ]を組み合わせることでワイド感を強調している。

内装では、インパネとドアトリムをつなげたスタイリングによりドライバーとクルマの一体感を、浮遊感のあるインパネのミドル形状の採用により軽快さと先進性を表現。ドライバーを中心にオーディオ、エアコンパネル、スイッチ類を配置したコックピット風のレイアウトを採用し、ドライバーの手が容易に届き、高い操作性と視認性の両立を実現。フロントドアトリムクロスやインパネの一部には、角度や光の加減により立体感が変化する緻密な構造の3Dテクスチャーも施している。

安全装備は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合せたデュアルセンサーブレーキサポートIIを採用。また、電動パーキングブレーキの採用により停止保持機能を追加したアダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能・停止保持機能付]やブレーキホールド、車線維持支援機能、アダプティブハイビームシステム等の組み合わせにより、日常運転の負担を軽減。加えて、ドライバーの表情を認識し、眠気や脇見をカメラ検知してドライバーに注意を促すドライバーモニタリングシステムも採用している。

車体色には、新色“フロンティアブルーパールメタリック”、“クールイエローメタリック”を含むモノトーン9色、2トーン4色の計13パターンを設定した。

【希望小売価格】172万7000円~233万2000円

 

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