トヨタ、ジャパンモビリティショー2023に出展するモデルやテクノロジーを公開

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トヨタ自動車は10月21日、ジャパンモビリティショー2023(一般公開日:10月28日~11月5日、会場:東京ビッグサイト)に出展するモデルやテクノロジーを追加公開した。

今回公開した出展モデルとテクノロジーは以下の6つとなる。①BEVモデルの「LAND CRUISER Se(ランドクルーザー エスイー)」、②BEVモデルの「EPU(イーピーユー)」、③3輪タイプ電動パーソナルモビリティコンセプト「LAND HOPPER(ランドホッパー)」、④電動車いすタイプの新コンセプトモビリティ「JUU(ジェイユーユー)」、⑤宇宙空間・月で活躍できるモビリティを想定した「スペースモビリティ(プロトタイプ)」、⑥新時代のコックピット・コンセプト「NEO Steer(ネオステア)」。

【LAND CRUISER Se(ランドクルーザー エスイー)】

上質感とスタイリッシュさを兼ね備えたスタイリングに、BEVならではのトルクフルな走りと高い静粛性による快適な室内空間を実現。モノコックボディでドライバーの意のままに操るハンドリングとラフロードにも対応する優れた走破性を追求。世界の多様なニーズに対応した3列シートの電動SUVモデル。

[主要諸元]

  • 全長×全幅×全高(㎜):5150×1990×1705
  • ホイールベース(㎜):3050
  • 乗車定員(人):7

 

 

【EPU(イーピーユー)】

BEVならではの静粛性、低重心パッケージによる優れた操縦安定性・乗り心地を追求。5m強の全長を持つダブルキャブ仕様で、モノコックならではのデッキスペースの使い勝手の良さや、キャビン背面の大胆なデッキスルー構造によってユーザーの多彩な要望を実現する、実用性とスタイリッシュさを兼ね備えたBEVの次世代ミッドサイズピックアップトラックコンセプト。

[主要諸元]

  • 全長×全幅×全高(㎜):5070×1910×1710
  • ホイールベース(㎜):3350
  • 乗車定員(人):5

 

 

【LAND HOPPER(ランドホッパー)】

折りたたみ可能な前2輪の3輪タイプ電動パーソナルモビリティコンセプト。シート高を低く設定した乗り降りしやすいコンパクトなボディサイズに、チェーンやバネで機械的につなげた左右の前輪を上下させる特徴的なリーン機構を採用。クルマや自転車とは全く別次元の一体感のある爽快な走りを実現しているという。16歳以下の免許のない人々でも運転可能(改正道路交通法における特定小型原動機付自転車をイメージ)な他、免許返納後等のユーザーのライフステージに合わせたモビリティとして利用者の行動範囲を広げ自立を支援する。

[主要諸元]

  • 全長×全幅×全高(㎜):1355×600×930
  • ホイールベース(㎜):1020
  • 乗車定員(人):1

 

 

【JUU(ジェイユーユー)】

“どこでも自由に一人で移動できる”をコンセプトに、走破性とデザイン性を備えた電動車いすタイプの新たなコンセプトモビリティ。駆動系にクルマで使われているモーター駆動系に採用する等、車載部品を装備することで高品質かつ高い信頼性を追求。

階段の昇降時には、左右2つの大きな駆動輪(主輪)で段差を乗り越えるとともに、背もたれ後方に格納されたフリッパーが倒れ車いす本体の傾きを抑制し安定した移動をサポート。自動制御で最適な姿勢を維持し、最大16センチの階段の昇降が可能。利用者の行動範囲をさらに拡張する他、身体の不自由な人の外出や雇用の機会を増やし自立を支援する。

将来的には、ユーザーがJUUからクルマに乗り換えた後、JUUは自立走行にてバックドアまで安全に移動しそのまま車内へ乗り込むとともに、降車時には運転席まで移動する先進の機能も検討中。

[主要諸元]

  • 全長×全幅×全高(㎜):1110×680×1040

 

 

【スペースモビリティ(プロトタイプ)】

宇宙空間・月で活躍できるモビリティを想定した、特に走行系技術を開発推進する為の実験車両。モーター4個、ステアリング4個を各輪に装着し、地上にはない、荒れた過酷な環境でも安全安心に走行するための仕様を開発中。

高い走破性を持つEV車で、50センチ程度の岩であれば乗り越えて走破し、25°の急な坂を上ることも可能。同プロトタイプで磨き上げた技術を、ルナクルーザー等のスペースモビリティに活用するとしている。

[主要諸元]

  • 全長×全幅×全高(㎜):3460×2175×1865
  • 乗車定員(人):2
  • 最大登坂角度(deg):25

 

 

【NEO Steer(ネオステア)】

バイクハンドルをベースに、アクセル、ブレーキといった足元の操作系をステアリングホイールに集約した新時代のコックピット・コンセプト。異形ステリングホイールによる広く開けた視界、ペダルレスによる広い足元空間がドライビングポジションの自由度やスムースな乗降性を実現。また、下肢が不自由な方も両手で安心かつ直感的な運転が可能。

 

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