マツダは9月21日、コンパクトカー「MAZDA2」とコンパクトSUV「CX-3」を商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて予約受付を開始した。発売は「MAZDA2」が12月下旬、「CX-3」が24年2月を予定している。
両モデル共通の商品改良としては、従来より大型化された8.8インチのセンターディスプレイや音声・映像のデジタル伝送化による音質・画質の向上に加え、従来では対応できなかったコネクティッドサービスの提供を開始した、進化したマツダコネクトをMAZDA2の一部機種およびCX-3の全機種に採用。具体的には、MAZDA2の“15C”、“XD”、“15 BD”、“XD BD”ではメーカーオプション設定、“15 SPORT”、“XD SPORT+”およびCX-3の全機種に標準装備とした。
MAZDA2の商品改良では、“15 BD”、“XD BD”に用品架装パッケージ車“SCI-FI”を追加設定。“さりげなく垣間見えるディテールに自分らしいこだわりを楽しむ”をコンセプトにしたパッケージで、推奨する車体色としてマシーングレープレミアムメタリックとジェットブラックマイカの2色を設定。フロントグリルやリアルーフスポイラー、フルホイールキャップ等に、推奨車体色とのコントラストが映えるライムグリーンのアクセントを各パーツの裏側に採用し、さりげない遊び心を演出している。希望小売価格は11万6600円(取付費込)。
また、ユーザーの要望や販売状況に合わせた機種体系・装備体系の見直しを実施。“15 Sunlit Citrus”を廃止した他、“15 SPORT”および“XD SPORT+”にはボディ同色のルーフフィルム/ドアミラーカバー/シャークフィンアンテナを採用し、ブラックをメーカーオプションとして設定。“XD”では、従来ではメーカーオプションとして設定していたユーティリティパッケージを標準化した。
CX-3の商品改良では、特別仕様車「ビビッド モノトーン」を新たに設定した他、“SKYACTIV-D1.8”搭載車の出力を向上するとともに、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮する制御を行うことでアクセルを踏み始めた瞬間の応答を大幅に改良した。
特別仕様車ビビッド モノトーンは、スタイリッシュで都市的・先進的デザインをコンセプトに、外装ではブラックキャビンや光沢のクラッディング塗装を採用し、テーマカラーとして新設定した車体色“エアログレーメタリック”の上下にブラックカラーを施し、ラジエターグリルを縁取るシグネチャーウィングにもブラッククローム採用することで、引き締まったスポーティな雰囲気を演出。足元には、新デザインの専用18インチアルミホイール(ブラックメタリック塗装)を装着した。スポーツウェアをイメージした内装では、インパネやドアトリムのソフトパッドにドット模様の青味のあるグレーを、空調ルーバーやステッチにはカッパー色をアクセントとして施しているのに加え、光沢のある特殊加工により個性的な柄が施されたスエード調人工皮革“レガーヌ”と合成皮革を使用したシートを採用し、スタイリッシュな印象を強調。
加えて、“15S Urban Dresser”ではメーカーオプションとして設定していたブラックグロッシーパッケージを標準装備とした他、“15S Touring”、“XD Touring”ではホイールカラーやシートデザインなどを変更。車体色のセラミックメタリックに代わってエアログレーメタリックを新設定した。
【希望小売価格】[MAZDA2]154万8800円~262万2400円[CX-3]227万9200円~343万4200円
<MAZDA2>
<NX-30>
<特別仕様車「MX-30 ビビッド モノトーン」>