日産自動車は9月14日(米現地時間)、「アリア」の電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が、米国の自動車専門メディアであるワーズ社の2023年“10ベストエンジン&推進システム”に選出されたと発表した。
同賞は、自動車のパワートレイン(馬力、トルク、ノイズ、効率、スペック、新技術の応用等)を評価するための幅広い知識を有するジャーナリストにより審査を実施。23年は新型または大幅に改良された32機種のパワートレインを対象に、通勤や近距離のドライブなどの日常での使用シーンを想定して審査が行われた。
今回選出されたe-4ORCEは、前後に搭載した2基の電気モーターと左右のブレーキで4輪を制御。スムーズで安定した出力とブレーキを緻密に制御することで、どのような路面状況においても高いライントレース性能を実現している。e-4ORCEの“e”は電動駆動に由来し、4ORCE(フォース)は物理的なパワーとエネルギーに四輪駆動の“4”が掛け合わされている。
ワーズ社の編集者でもあるドリュー・ウインター審査員は、「e-4ORCEでファミリーカーがとても運転しやすくなります。発進加速だけでなく、EVが得意ではないとされる高速の追い越し加速にも優れています。アリアは、パワーと航続距離の幅広い組み合わせを提供する、技術的に卓越したファミリーカーです」とコメントした。