トヨタモビリティ東京(佐藤康彦社長)は8月23日、東京消防庁中野消防署(杉本聡子署長)、野方消防署(渡邉茂男署長)と「災害時における給電車両貸与に関する協定」を締結した。同様の協定は西東京消防署、三鷹消防署に続くもので、23区内では初めて。
この協定は、災害対応等に必要な電力確保を目的としたもので、中野区内にある同社3店舗(中野坂上店、東中野店、中野新井店)に配備されている14台*の給電機能付試乗車が、災害時に両消防署へ無償で貸与される。また、平時は、地域の防災訓練やイベントに協力する。
*2023年8月現在
協定締結式では、中野消防署・杉本署長が「消防署として各種災害に対して最大限の備えを行うと共に、地域の方々との連携をさらに深めて都民の安全・安心を守っていきたい」と語った。
式典終了後、給電機能を持つアクアによるデモンストレーションが実施された。アクアから供給された電力で、電動ハンマードリルやダイヤモンドカッター、投光器等の資器材を使用したロールプレイングが行われた。
同社はこれまでに、中野区と「包括連携協定」を、中野区及び警視庁と「災害時における給電車両貸与協定」を締結している。