レクサスは7月27日、ラグジュアリークロスオーバーSUV「RX」を一部改良するとともに、2.5リッターハイブリッドシステム搭載モデルの「RX350h」を追加導入し、同日発売した。
RXは、1998年に北米市場投入モデルとして登場したトヨタ「ハリアー」の兄弟車。2005年には高級クロスオーバーSUVとして世界初のHEVモデル「RX400h」を発売。2009年に発表した3代目はハリアーから完全独立し、グローバル向けにボディサイズ拡大などの進化が図られ、RXとして日本市場に導入された。2022年にはPHEVモデル「RX450h+」を発売する等、レクサスではカーボンニュートラル社会実現を目指しており、今回は最量販モデルのRXにHEVモデルが追加された。
RX350hは、高効率な直列4気筒2.5リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。モーターとエンジンの組み合わせによる高いレスポンス、電池性能を向上した駆動用電池、ハイブリッドシステム制御における駆動力特性の見直し等により、シームレスで滑らかな走行性能と低燃費を高次元で実現した。
駆動方式は2WD(FF)とAWDを採用。AWDシステムでは、走行状態に応じてFF(前輪駆動)走行状態から4WD(4輪駆動)走行状態まで自動的に制御を行うE-Four(電気式AWDシステム)を採用し、高い操縦性、走行安定性、燃費向上に貢献。
また前後駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御することで、発進時の優れた加速性能とドライバーの意のままに操れる旋回安定性を実現している。
一部改良では、RX350のAdvanced Park機能設定を拡大し、リモート機能を追加(RX350“version L”に標準装備、RX350“F SPORT”はオプション設定)。さらに、インテリアイルミパッケージでは足元以外の減光制御を抑制する等アンビエントライトを改良。ワイヤレス充電器の充電可能エリアを拡大した。
【希望小売価格】666万円~901万円