飛騨高山を訪れたら、「古い町並」でのグルメめぐりは欠かせない楽しみのひとつです。江戸時代の情緒あふれる古い町並の通り沿いには、駄菓子屋、造り酒屋、伝統工芸品店、骨董屋など多種多様なお店がずらり。近年は、こうした老舗にまじって新しいお店も増え、話題のスイーツや写真映えするグルメを求める行列ができて賑わっています。
今回は、古い町並で手軽に楽しめるテイクアウトグルメのお店をご紹介します。飛騨牛をつかったファストフードをはじめ、素朴な味わいのおやつに最新のスイーツなどを扱う7店を選びました。
なお、ほとんどのお店に専用駐車場がありません。車は、近隣の市営駐車場またはコインパーキングに停め、古い町並を散策しながらお気に入りの味を探しましょう。
※ 掲載記事に関して
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、紹介する施設によっては営業時間の変更や休業、イベントの延期・中止が生じる場合があります。また、情報は記事掲載時点のものです。お出かけの際は、事前にHPなどで詳細をご確認ください。
パイ生地のサクサク新食感と“あん”が印象的な「茶乃芽」の小鯛焼き
小さくてキュートな小鯛焼きは、口にポイっと放り込めるサイズがうれしい「茶乃芽」の人気メニューです。生地にパイ生地を使っているから、サクサクした食感が今までのたい焼きにない新しさを感じられます。
小鯛焼きの中身は5種類で、チョコ・大納言小豆・カスタード・チーズ・ウインナーから選べます。価格は、5個300円もしくは15個800円から選べ、好きな“あん”を組み合わせて買うことができます。ウインナーは、鯛焼きの“あん”として異色ですが、パイ生地との相性は抜群!迷わず、お試しあれ。
■住所:岐阜県高山市上三之町83
■TEL:0577-35-7373
■定休日:なし
■営業時間:10:00~16:30
飛騨牛がお手頃なプライスで!「飛騨 こって牛」の飛騨牛にぎり寿司
「飛騨牛こって牛」は、連日、店先に飛騨牛にぎり寿司を求めて行列ができる人気店です。飛騨牛5等級の希少な部位を使って、ミディアムレアに焼いたネタを飛騨産ひとめぼれのしゃりに乗せて、さらに炙り焼きにしているのだそう。
ゴージャスな飛騨牛にぎりだけでなく、その下のお皿にもご注目! お皿の代わりになっているのは、あおさが入った手焼きせんべいで、そのまま食べられるからゴミを出さないエコ仕様になっています。
主なメニューは、竹炭塩と生姜醤油の2種類が味わえる「飛騨牛 にぎり寿司」が700円、卵黄とオリジナル旨辛だれの「飛騨牛 軍艦」が800円。これらすべて(竹炭塩のにぎり、生姜醤油のにぎり、軍艦)がそろった三種盛りは1,000円。飛騨牛の味わいをじっくり堪能するなら、三種盛りがおすすめです。
■住所:岐阜県高山市上三之町34
■TEL:0577-37-7733
■定休日:なし
■営業時間:10:00~17:00
創業90年、老舗のお肉屋さん「和牛処 助春」の揚げたて絶品ミンチカツ
もともと、助春はこの地で精肉店として90年も続いてきた老舗。「日本一美味しいミンチカツの店」という大きな看板からは、甘みのある質の高い飛騨牛を目利きできる老舗精肉店ならではの自信と誇りを感じます。
ミンチカツの美味しさを引き立たせているのは、淡路産の玉ねぎと地元高山で採れる新鮮な卵。生パン粉をまぶしてカリッと揚げたミンチカツは、一口かじると肉汁がじゅわ~っとあふれ、こだわり抜いた食材の旨みが口の中へと広がっていきます。
価格は、ミンチカツ1枚380円。全国観光土産品連盟のお墨付き、助春のミンチカツを一度、味わってみてください。
■住所:岐阜県高山市上一之町19
■TEL:0577-35-3663
■定休日:火曜(臨時休業あり)
■営業時間:10:00~17:00
「雑貨屋 木の実」のオリジナルメニュー、ゴロンとビッグな飛騨牛大玉焼き
柳橋すぐ近く、駅前中央通りと本町通りの交差点に「雑貨屋 木の実」はあります。店内では、高山土産にぴったりな和風の雑貨や面白いプリントTシャツなどを販売しています。このお店でテイクアウトできるのが、オリジナルメニューの「飛騨牛大玉焼き」。
子どもの握りこぶし大に焼き上げられた巨大なたこ焼き風の見た目で、その中には飛騨牛、野菜、エビ、うずらの卵が入っています。その大きさに少し戸惑うかもしれませんが、刻みねぎとポン酢のタレとも相性が良く、あっという間に完食できてしまうから不思議。
「飛騨牛大玉焼き」は1玉350円。タピオカドリンクなどドリンクメニューも豊富です。「さんまち通り」の散策で歩き疲れたら、柳橋を超えて「雑貨屋 木の実」へ。軒先のベンチに腰かけて、飛騨牛大玉焼きでエネルギーチャージしてはいかが。
■住所:岐阜県高山市本町2-22
■TEL:0577-35-1539
■定休日:不定休
■営業時間:10:00~18:00
シンプルな溜まり醤油味であっさりいただく「三川屋本店」のみだらし団子
高山のお団子は「みだらしだんご」と音が濁るのが特徴です。5玉の団子を串に刺し、溜まり醤油で香ばしく焼きあげた「甘くない焼き団子」が定番スタイル。地元では軽い食事の代わりとしても愛されているソウルフード的な存在です。
三川屋本店は、高山ラーメン、飛騨牛の加工食品、紅かぶ漬けに代表される漬物、おせんべいなどお菓子、地酒、民芸品など幅広いアイテムが揃った総合土産店。お店の一角で焼く「みだらし団子」は1本100円と良心的な価格で味わえます。
■住所:岐阜県高山市上三之町43
■TEL:0577-32-0536
■定休日:なし
■開館時間:9:00~17:30
行列必至!ぷるぷるのわらび餅が口の中でとろける「いわき」の早蕨
赤い欄干がシンボルの中橋からすぐ、わらびの暖簾が目印の「いわき」は、開店前から行列ができるほどの人気店です。テイクアウトのわらび餅専門店として25年の歴史があります。列を作って待つ人々のお目当ては、「早蕨」という名のわらび餅。
国産のわらび餅粉を使い、黒糖を練り込んで作られています。ぷるぷるしているのに、口の中へいれた途端にとろけてしまうのは、食感をキープする添加物を一切使っていないから。素材をこだわり抜いたゆえの食感なのです。
「早蕨」の価格は590円。おいしくいただくコツは、冷やさずに常温でいただくこと。自家製の黒蜜をかけ、オリジナルのきな粉を上からまぶした早蕨の「ぷるとろ」食感をお楽しみください。
(写真提供:一般社団法人 飛騨高山観光コンベンション協会)
■住所:岐阜県高山市上三之町111-2
■TEL:0577-34-1113
■定休日:不定休
■営業時間:9:00~15:00
雪国を表現した涼しげなプリンは必食!プリン専門店の「高山プリン亭」
ここ数年、高山の人気店として注目される「高山プリン亭」は、大正時代の古民家をリノベーションした趣ある風情のプリン専門店です。店内には囲炉裏を前にひと息できるスペースもあり、古い町並の散策で疲れた体を癒すのにぴったりなグルメスポット。
国産の卵と純生クリームに地元飛騨の牛乳を合わせ、マダガスカル産の最高級バニラビーンズを使ったプリンは、その味わいはもちろん、食感のなめらかさが際立っています。
注目は、冬の高山をモチーフにした「雪国プリン」。雪が降り積もる大地をイメージした白いプリンの上に、ラムネ風味の空色ジュレと銀箔シュガーを乗せて雪の舞い散る様子を表しています。価格は1個430円。定番のなめらかなプリンをはじめ、地元の老舗コーヒー専門店とのコラボプリンに季節限定のプリンなど多彩なラインナップも魅力です。
■住所:岐阜県高山市上三之町95
■TEL:0577- 70-8490
■定休日:不定休
■営業時間:10:00~16:00
※本記事は、おでかけ情報ウェブマガジン「Drive!NIPPON」からの転載です。