日産と四日市市生活環境公社、「電気自動車を活用した災害時支援活動に関する連携協定」を締結

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日産自動車、株式会社四日市市生活環境公社、日産プリンス三重販売株式会社の3者は5月22日、地域の強靭なまちづくりに向けて、「電気自動車を活用した災害時支援活動に関する連携協定」を締結したと発表した。

四日市市生活環境公社は、リサイクルの推進、環境保全などに取り組む地域に根差した事業を推進しており、事業活動でのCO2削減、資源の有効利用など、環境対策に積極的に取り組んでいる。また、大規模災害発生時における第三セクターとしての復旧支援のため、災害に強い体制づくりと電力確保を目的として、走る蓄電池となるEV「日産リーフ」と太陽光発電を組み合わせたV2H(Vehicle to Home)システムを導入している。

また日産は、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会変革を行っていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しており、EVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じて、地域社会発展に貢献するため、全国の自治体や企業と連携して活動している。

今回は日産が推進する「ブルー・スイッチ」と、四日市市生活環境公社が目指す快適で住みよい環境づくりの推進に向け共に協力していくことに賛同し、協定締結が実現した。両者は今後、EVの積極的な活用による環境保全・防災対策等、快適で安心して暮らせる市民生活の実現に向けた取り組みを推進すると述べている。

【連携項目と取り組み内容】

①電気自動車の普及促進、利活用に関すること

  • EVの普及促進を図るため、四日市市生活環境公社、日産および日産プリンス三重販売は、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を通じて、地域住民の環境・防災意識向上を目指す。

②災害時のおける一時避難所としての一部社屋の開放、電気自動車の活用に関すること

  • 四日市市内の周辺地域で災害を起因とする停電が発生した際、四日市市生活環境公社が地域の一時避難所として一部開放した社屋内で、同社が設置した太陽光発電を組み合わせたV2Hを活用し、社用車として導入したEV「日産リーフ」および日産プリンス三重販売より無償貸与するEVからの電力供給を行うことで、地域住民の生命及び身体の安全を守る。

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