日産は4月18日、上海モーターショー2023（開催期間：4月18日～4月27日）において、EVコンセプトカー「Max-Out（マックスアウト）」を中国初公開したほか、新たなEVコンセプトカー「Arizon（アリゾン）」を世界初公開した。また、中国市場に投入する「e-POWERエクストレイル」も出展し、同日より予約販売を開始した。
【EVコンセプトカー「Arizon」】
日産がグローバルに培ってきたEVの知見や技術を最大限に活用し、中国のカスタマーの多様なライフスタイルやニーズにあわせて開発したSUVのコンセプトカー。SDV （Software-Defined Vehicle）や新次元のコネクティビティを採用することで、デジタルと現実の世界の融合を実現している。
印象的なエクステリアデザインと、ハイテク感と温かみのあるインテリアを特徴としているほか、CMF-EVプラットフォームの採用によって低重心化し、自動調光できるサンルーフや、ピラーレス構造による開放的で広々とした室内空間を実現。また、カスタマーの体験に焦点をあてた同コンセプトカーは、「エポロ（EPORO）」と名付けられたバーチャルパーソナルアシスタントを搭載し、時間や天気、その他のデータを活用しながら、まるで人間のように乗員と対話し、必要な情報を提供するほか、クルマが乗員を認識し、好みに合わせて照明を自動調整する最先端のシステムも装備しており、レジャー、リラックス、睡眠、サプライズなどの直観的なモードで照明の雰囲気を調整する。
【EVコンセプトカー「Max-Out」】
2021年に発表した日産の長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」で目指す未来を体現するコンセプトカーで、自信に満ちたワクワクするドライビング体験を提供し、人と社会のつながりを深め、モビリティと社会の可能性を広げることを目指して開発。
同コンセプトカーでは、クルマとの一体感を追求しており、デジタル化が進む未来に向けた日産の新たなデザインを、独自のパラボリックホログラムホイールで表現。洗練されたスポーツカーならではの空力性能に優れた超低重心なスタイリング、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」による優れた操縦安定性と快適性を実現している。室内のウルトラワイドディスプレイは、エクステリアの特徴的なランプとリンクし、バーチャルと現実の世界を融合する。
