トーヨータイヤ、ドライブシミュレーターを使用した「タイヤ安全啓発活動」を実施

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トーヨータイヤは4月5日、ドライブシミュレーターを活用した「タイヤ安全啓発活動」を4月15日(土)より順次、全国各地のイオンモール協力のもと実施すると発表した。なお、春と秋の全国交通安全運動期間中に開催する同活動は、会場最寄りの警察署と共同での開催となる。

一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)が行なったタイヤ点検の結果では、点検車両のうち4台に1台のタイヤが空気圧不足であったことが報告されており、このほか、偏摩耗などのタイヤ整備不良も確認されたという。タイヤを適正な状態で使用するためには運転前にタイヤの状態を確認することが重要であり、JATMAをはじめ会員各社では月に1度の空気圧点検など日常のタイヤ点検の呼びかけを行っている。

トーヨータイヤグループでは、ドライバーに日常のタイヤ点検の重要性を周知するため、2019年から独自にソフト開発したドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動に取り組んでおり、4年間で累計約3,200名が参加している。

ドライブシミュレーターでは、実車に近いハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルの操作に連動して、運転席から見える景色や走行音、揺れを再現する制動機能を活用し、タイヤが摩耗している場合の雨天時のコーナリング、タイヤの溝が適正に残っている場合との制動距離の違い、走行中のタイヤのバーストなどを体感できる。また会場では、同社グループ従業員による整備不良タイヤの実例紹介や空気充填方法のレクチャーなどを実施する。

【「2023年度タイヤ安全啓発活動」概要】

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