ホンダは2月27日、バッテリー資源のリサイクル技術に強みを持つAscend Elements(以下、アセンド・エレメンツ)と、北米におけるEVなど電動車に必要なリチウムイオンバッテリー用リサイクル資源の安定調達についての協業に基本合意したと発表した。
ホンダは、「カーボンニュートラル」「クリーンエネルギー」「リソースサーキュレーション」による「Triple Action to ZERO」コンセプトに基づいて、2050年までに製品だけでなく、企業活動を含めたライフサイクルを通じて「環境負荷ゼロ」の循環型社会の実現を目指しており、今回、アセンド・エレメンツとの、リチウムイオンバッテリー用リサイクル資源の安定調達に関する検証・協議を行うことを基本合意した。同社は今回の協業を通じて、アセンド・エレメンツが再資源化する、ニッケル、コバルトやリチウムなどのリチウムイオンバッテリー用リサイクル資源を安定調達し、ホンダが北米で生産する電動車用のバッテリーサプライチェーンの中での活用を図ることを目指すとしている。