マツダ、NEDO主催「省エネルギー技術開発賞」で理事長賞を受賞

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マツダは2月7日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)主催の2022年度「省エネルギー技術開発賞」において、「理事長賞」を受賞したと発表した。

NEDOは、経済成長と両立する持続可能な省エネルギーの実現のため、民間企業などから省エネルギーに寄与する技術開発テーマを公募して開発費の一部を助成する「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」(2012年度~2024年度)を実施しており、「省エネルギー技術開発賞」では、省エネルギーに寄与する優れた成果をあげた事業者を表彰。このうち最優良事業者には「理事長賞」が授与される。

【今回の受賞対象および概要】

<2022年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」理事長賞>

  • 対象:自動車用モーター可変界磁技術の開発
  • 概要:従来は一定であった界磁(磁石磁力)の大きさを運転条件に応じて変化させ、各運転条件に適したモーター性能を確保することにより、モーターの発電量向上を実現した。

マツダは、同技術の導入により、モーター実用域の効率改善と減速エネルギー回生量の増加が可能になり、高効率内燃機関との組み合わせで、従来のモーターを用いたハイブリッド車に対して15%の燃費向上(WLTCモード燃料消費率)を見込んでおり、今後は、プラグインハイブリッド車や電気自動車にも当該技術を適用して、モーター駆動による走行距離を延長しつつ、使用エネルギーの効率を改善することにより、環境負荷低減を図ると述べている。

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