VANTECH 株式会社は1月12日、再生可能エネルギーの利活用と、ポータブル電源ユニットを組み合わせたEcoFlow Technology Japan株式会社のモジュール型の電源システム「EcoFlowパワーシステム」を2023年モデルより採用すると発表した。このシステムを搭載した車両がジャパンキャンピングカーショー2023(2月3日~6日、幕張メッセ)で展示される。
■エアコン、電子レンジの同時使用の可能に
これまでは鉛バッテリーが搭載されていたが、このシステムではリチウムイオンバッテリーが搭載される。リチウムイオンバッテリーの特性一つが、大きな電流での充電・放電に優れること。これにより、キャンピングカーに搭載された家庭用エアコンと電子レンジを同時に使用も可能となった。
また、リチウムイオンバッテリーはライフサイクルにも優れており、鉛バッテリーが約500回の充放電に対し、リチウムイオンバッテリーは約3000回と約6倍。加えて、充電に対しても工夫が凝らされており、入力ソースが切り替わることなく、走行時のオルタネーターから、外部コンセント(AC100V)から、ソーラーパネルから同時に入力することが可能で、ユーザーは複雑な操作を行うことなく使用することができる。
一方、システムの稼働状況をひと目でチェックすることができる、タッチパネル式モニターが用意されているので、入出力状況に加えメインスイッチのオン・オフをコントロールすることができる。さらに、専用アプリをスマートフォンにインストールすることで、同様の情報の確認・コントロールが可能になり利便性が向上した。
■Ec0Flowパワーシステムは、ZiLとCORDEシリーズに搭載
<ZiL シリーズ>
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- ZiL(2WD:1169万円、4WD:1187万円)
- ZiL520(2WD:1178万円、4WD:1196万円)
- ZiL Noble(2WD:1202万円、4WD:1220万円)
<CORDE シリーズ>
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- CORDE Leaves(2WD:992万円、4WD:1010万円)
- CORDE Bunks(2WD:992万円、4WD:1010万円)
※価格はいずれも税込、2023年1月現在
【システム構成】
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- EcoFlow パワーハブ
- EcoFlow パワーシステム専用 2kWh LPF バッテリー2個
- EcoFlow パワーシステム専用タッチパネル
- EcoFlow パワーシステム専用スマート分電盤