ランドローバーは12月8日(英現地時間)、新型「レンジローバー」が、世界のカーデザイナー向け媒体「Car Design News」が毎年刊行している「Car Design Review」において、「Production Car of the Year」を受賞したと発表した。
今回の新型「レンジローバー」の受賞では、審査員を務めるポールスター、ランボルギーニ、ボルボ、ルーシッドのデザインリーダーなどにより、リダクティブ(還元的な)デザイン、モダンラグジュアリーさ、新型モデルと比類なき50年におよぶ系譜とを結びつけるアイコニックなフォルムが組み合わされている手法が評価されたとしている。
新型「レンジローバー」は、シームレスなレーザー溶接のルーフジョイント、フラッシュグレージング、ドアパネルとウィンドウガラスが接する部分を隠し外から見えないようにしたウエストフィニッシャーなど、クリーンでエレガントなデザインを採用。スプリットテールゲートにはこれまでにないレベルの精巧さ表す隠れたシャットラインを施している。また、様々なパワートレインに対応できるように、混合金属を使用した完全新設計の最新アーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」をベースとしており、空気抵抗係数(Cd値)0.30を実現している。
審査員を務めたヒョンデの上級副社長兼グローバルデザインセンター長であるイ・サンヨプ氏は、「シンプルで力強く、最高にエレガントなラグジュアリーSUV」と述べたほか、同じく審査委員を務めたポールスターのデザイン責任者であるマクシミリアン・ミッソーニ氏も、「プロセスを通じて、無垢な状態を維持することがいかに難しいことであるかを知る者にとって、この車とクリエイターに対して、最大の敬意を表します」とコメントした。