日産自動車、CDPのウォーターセキュリティー部門で「Aリスト」企業に認定

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日産は12月16日、2022年度の水資源に対する取り組みとその情報開示により、環境分野で世界的に権威のある国際的な非営利団体CDPより、「ウォーターセキュリティー」部門の最高評価である「Aリスト」企業に認定されたと発表した。

なお、同社の当該部門でのAリスト認定取得は4年連続となるほか、「気候変動」部門においては「A-」認定を受け、2013年度以降10年連続での「A」または「A-」認定の取得となった。

同社は、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム(NGP)」において、気候変動および水資源を重要課題として位置づけ、バリューチェーン全体を通じて環境課題の解決に向けた取り組みを推進している。

【評価された日産の取り組み】

  • 社内にグローバルと各地域別の環境委員会を設置し、潜在的なリスク対策を含めた包括的なマネージメント体制を構築
  • 気候変動に関連する指標に基づく役員報酬制度を導入
  • 2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを実現する新たな目標を設定
  • 世界初の電気自動車(EV)生産ハブとして、EVエコシステムを構築する「EV36Zero」を英国サンダーランドにて発表
  • SBT(サイエンス・ベース・ターゲット) に整合する、2030年までのCO2削減目標の設定
  • 気候変動シナリオ分析に基づき、日産の事業活動に与える水に関するリスクの特定
  • 世界各地の生産拠点において、水に関するリスクアセスメントを実施
  • 排水に関して、法的な基準より厳格な社内管理基準を設定し、水質管理を確実に実施
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