ホンダは9月1日、新型「シビックタイプR」を9月2日に発売すると発表した。2Lターボ+6速MTのみの設定で、価格は499万7300円。埼玉県寄居の埼玉製作所 完成車工場で生産され、月間販売計画台数は400台となっている。
6代目となる新型シビックタイプRは、21年発売の現行シビックハッチバックをベースにスポーツ性能を高めたモデル。搭載するエンジンは先代の2L VTECターボをベースとしながら、ターボチャージャーの刷新などにより最高出力243kW(330ps)、最大トルク420Nmを発揮し、圧倒的な速さを実現している。
また本格的なスポーツカーでありながら、安全運転支援システム「Honda SENSING」も標準装備。広い範囲と高い精度で対象物を検知するフロントワイドビューカメラや、ガラスや外壁など非金属も高い精度で検知する前後ソナーセンサー、リアのレーダーを採用し、衝突軽減ブレーキはもちろん、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)など多くの先進装備を備えている。
この他、タイプR専用データロガーアプリ「Honda LogR」を車載ナビにアプリとして搭載。自分自身の運転操作によるクルマの機械的な運動情報などをリアルタイムに知ることができ、また、その情報をタイプRユーザー同士でシェアできるなど、新たな楽しみ方も可能としている。