アストン・マーティンは8月15日（米現地時間）、2022モントレー・カーウイークにおいて2シーターのオープンコックピット・コンセプト「DBR22」を公開した。
「DBR22」は、アストンマーティンのビスポーク部門である「Q by Aston Martin」の設立10周年を記念するコンセプトモデル。デザインコンセプトは、アストンマーティンのビスポーク部門「Q by Aston Martin」が手がけたプロジェクトの最新バージョンを採用しており、ごく限られたカスタマーを対象に製造を予定しているという。
同モデルは、まったく新しいカーボンファイバー製ボディワークに、パワフルなV12 ツインターボ・エンジンを搭載し、リア・サブフレームの3D プリンターによる成形など、新しい製造技術を採用。最高出力715PS、最大トルク753Nmを発揮し、最高速度319km/h、0～60mph（0～96km/h）加速は3.4 秒を実現。専用のエンジン・キャリブレーションとトルクを最大限に活用する8速パドルシフト・オートマチック・トランスミッションを組み合わせることにより、高い走行性能を実現した。
ユニークなコーチビルト・デザインは、DBR1 やDB3S などの有名レースカーを想起するデザインを採用しており、彫刻的で筋肉質な存在感を創出するため、最小数のボディパネルから構成。足回りでは、専用に新設計されたユニークな14 スポーク・デザインを採用した、まったく新しい21 インチ・アロイホイールを装備している。
さらに、コックピットでは、数多くのユニークなコンポーネント、レザー、素地を露出させたカーボンファイバーを多彩に使用し、クラシックな佇まいと現代的なアプローチを融合。まったく新しいダッシュボードとスリムなインフォテインメント・ディスプレイに代表されるアーキテクチャーが、クリーンで整然としたインテリアを演出している。レーシングカーからインスピレーションされた室内では、現代的なダッシュボードやカーボンファイバー製のパフォーマンスシートの採用など快適性も重視されている。
