キャデラック、最高級EV「セレスティック」のショーカーを初公開

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キャデラックは7月22日(米現地時間)、最高級EV「セレスティック」ショーカーを初公開した。なお、「セレスティック」の量産車については後日発表を予告している。

キャデラックの全車電動化の未来をリードするために構想された「セレスティック」のデザインとエンジニアリングチームは、戦前のV16エンジンを搭載した特注のセダンであるコーチや、1957年にハンドビルドされたコンセプトカー「エルドラド ブロアム」など、初期のキャデラックセダンを特徴付けた職人たちの技術とカスタマイズの確認に重点を置いて開発。キャデラックの伝統を、革新的な生産方法と新しいテクノロジーによって蘇らせた集大成モデルと位置付けている。

 

 

デザイナーチームは、建築家エーロ・サーリネンのミッドセンチュリーの傑作をはじめとするクラシック建築や、アメリカを代表するアイコニックなデザインからのインスピレーションなどを、新型バッテリー「アルティウム」ベースのEVアーキテクチャに反映させたという。

また、キャデラックの未来へのビジョンを表現するための素材、革新的な技術、細部までこだわったハンドクラフト仕上げを公開しており、対角55インチのLEDディスプレイを含む5つの高解像度のLEDインタラクティブ・ディスプレイ、可変透過型のスマートガラスルーフ、そしてキャデラックが「セレスティック」に採用する予定のGMのさらに進化したハンズフリー運転支援技術のウルトラクルーズなど、業界初の機能を搭載している。

スマートガラスルーフは、座席位置に合わせた4つのゾーンで照明を別々に変えることができるSPD(Suspended Particle Device/浮遊粒子デバイス)技術を採用。乗員はそれぞれパーソナライズした快適性と視界などの車内体験を微調整することが可能なほか、対角55インチのアドバンストLEDディスプレイでは、アクティブプライバシー技術である電子デジタルブラインドを備えたパッセンジャーディスプレイが導入され、ドライバーからは見えないよう工夫されつつ、乗員が映像コンテンツを楽しむことができるよう設計されている。

 

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