トヨタ、新型「GR86」を発売

all 自動車 新車情報

TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は、新型「GR86」を10月28日より全国のGR Garageをはじめとするトヨタ車両販売店を通じて発売した。

 

 

「GR86」は、SUBARU BRZとクルマのベースを共有しながらも、86の伝統を継承しつつ、「GRらしい走りの味」を追求。エクステリアでは、ベルトラインから水平に通ったフェンダートップがFRスポーツを主張し、水平に低く通ったアンダーボディとキャビン後部の絞り込みにより、ワイドなスタンスと低重心を表現している。また、フロントではGRブランド専用の「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」を採用したほか、86からGR86へ生まれ変わるにあたり、車名ロゴを一新した。

 

 

インテリアでは、水平に構成されたインパネとスイッチなどの操作系を最適配置。メーターはBOXERメーター(7インチカラー+LCD液晶メーター)を採用したほか、メーター表示を走行モード別に変化した。NORMALモードでは円形のタコメーター内にスピードを大きく表示し、SPORTモード(ATのみ)ではタコゲージの先端やリングが赤色に、TRACKモードではレーシングカーのメーターを参考に回転数などを大きく表示する。またフロントシートでは、体をホールドする部分を独立したパッド形状とし、シートを軽量化。さらにスポーツ走行による前後左右Gにも耐えうるよう、グリップ性に優れた素材をシート表皮に採用している。

 

 

【新採用のD-4S搭載 水平対向4気筒エンジン】

パワートレインでは、「軽量コンパクトかつ低重心なエンジン」という特長を保ちつつ、2Lから2.4Lへの排気量アップにより動力性能を向上。0-100km/h加速性能を従来型の7.4秒から6.3秒に高めたのにあわせてレスポンスを向上させ、高回転域までストレスなく伸びるフィーリングを実現した。さらに、燃料を燃焼室に直接噴射する「筒内直接噴射」と、吸気ポートに噴射する通常の「ポート噴射」、この2種類を運転状況に応じて最適に制御する専用ツインインジェクターを備えた「D-4S」を採用。吸気・排気効率を高める可変バルブタイミングを搭載した水平対向エンジンとの融合を図っている。

【「超低重心FRパッケージ」を継承】

パッケージでは「超低重心FRパッケージ」を継承しつつ、全高とヒップポイントを低く抑え、シートポジションを車両の内側に設定することで更なる低重心化と回頭性を向上した。またボディ剛性を向上し、従来型比で横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%向上させることで、高速コーナーにおける軽快なハンドリングなど、優れた操縦安定性能を実現。高張力鋼板の拡大採用をはじめ、フロントフェンダーとエンジンフード、エンジンアンダーカバー、ルーフにアルミ材を使用し、軽量設計を徹底している。

【優れた操縦応答性と安定性を確保する空力アイテムを採用】

ほかにも、モータースポーツ参戦車からフィードバックされたフロントエアアウトレットをはじめ、サイドシルスポイラー、ダックテールなどを採用。実車走行評価や風洞設備での検証を繰り返し実施し、フロントの接地性やリヤの安定性をはじめ、優れた操縦応答性と安定性を確保。

【スバルの運転支援システム「アイサイト」を採用】

スバルの運転支援システム「アイサイト」を採用(ATのみ)。通常走行における安全サポートや、衝突回避、または被害軽減に貢献するプリクラッシュブレーキなどを搭載。

【カスタマイズパーツ「GR PARTS」】

カスタマイズパーツ「GR PARTS」を用意。スポーツ走行から、日常走行まで幅広い商品をラインアップしている。

【「FUJI 86 STYLE with BRZ 2021」に出展】

発売にあたり、富士スピードウェイが主催する「FUJI 86 STYLE with BRZ 2021(以下「86Style」)」に出展する。イベントでは、GR86とSUBARU BRZを乗り比べできるコンテンツを用意しているほか、イベントの様子をTGR公式YouTubeチャンネルにて生配信する。

【主要諸元】

Tagged