ビー・エム・ダブリューは7月4日、「 X6 xDrive35d」「 X6 M50i」2車種の車幅灯(ボディドメインコントローラー)に不具合があるとして計1,372台、また「316ti」「318i」「318i ツーリング」「318Ci」「318ti」「320i」「323i」「325i」「325i ツーリング」「328i」「328Ci」「330i」「330Ci」「330Ci カブリオレ」「M3」「M3 CSL」計16車種の助手席エアバッグに不具合があるとして計299台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成11年9月6日~令和4年1月12日。
2車種の不具合の部位は車幅灯(ボディドメインコントローラー)で、ボディドメインコントローラー(BDC)のソフトウェアが不適切なため、車幅灯が故障した際の車幅灯の残存性能要件に適合出来なくなり、運転者が車両の故障状態を正しく認識できない。改善措置は、全車両でボディドメインコントローラー (BDC) のプログラムを対策プログラムに変更する。なお、改善のためのプログラムの書き換えは、下記のいずれかで行う:(1)販売店に入庫して診断機により実施する。(2)対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう。
16車種の不具合の部位は助手席エアバッグで、助手席エアバッグのインフレーター(膨張装置)について、長期間にわたり著しく高温多湿な環境下にさらされると、当該インフレーターに水分が浸入する可能性があり、結果として、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し、インフレーター容器が破損して飛び散り、乗員が負傷するおそれがある。改善措置は、全車両で当該エアバッグを対策品に交換する。