ビー・エム・ダブリューは6月14日、BMW GROUP Tokyo Bay(東京・お台場)で、新型「2シリーズ アクティブツアラー」の発表会を開催し、同日より発売した。納車は今年6月以降を予定している。
2シリーズアクティブツアラーは、コンパクトなボディながら広い室内空間を持つプレミアム・コンパクト・スポーツ・アクティビティ・ツアラーという位置付けで、BMWブランド初のFF車として2014年に誕生したモデル。ダイナミックなスタイリングと駆動性能を融合し、広い室内空間と高い機能性、快適性、安全性を融合し、特にファミリー層や子離れ層から好評だという。
同社ヴィードマン社長は「この第2世代のモデルは、BMWのデザイン方針に則り、非常にモダンなエクステリアとインテリアデザインを採用しました。最新のドライビングアシストシステムとコネクティビティテクノロジーを搭載した非常にコンテンポラリーなモデルとなっております。そして日本市場にも本当にマッチしたプレミアムセグメントにおけるリーディングモデルとして、皆様にJOYをお届けします。皆様にこの車両をお届けするのを本当に待ち望んでいました」と挨拶。日本での販売に自信を見せた。
正常進化で基本性能を高めた新型2シリーズ アクティブツアラー
フルモデルチェンジした新型「2シリーズ アクティブ ツアラー」は、先代モデルのコンセプトを変更することなく正常進化。エクステリア、インテリアのデザインを刷新したことと最新のコネクティビティを採用したことを大きな特徴としている。
ボディサイズは全長4385×全幅1825×全高1580mmで、先代よりも全長は10mm、全幅は25mm、全高は30mmとわずかに拡大されているが、ホイールベースは2670mmで変更なく、取り回し性はほぼ同じといえるだろう。
外観デザインでは、フロントのキドニー・グリルを大型化するとともに、ヘッドライトの形状を変更することでスポーティな印象を強めている。またリアではマフラーを車両下部に隠すことで、スタイリッシュ感を演出している。
室内は、BMWのコンパクトクラスでは初となる「カーブド・ディスプレイ」を採用したのが大きな特徴。シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系を集中させることで、スッキリとした室内空間としている。シートは2列で、後席は40:20:40の分割シートを採用し、さらに最大130mmのスライド機構も採用することで、ラゲッジスペースを有効活用しやすくなっている。
エンジンは、1.5Lの直3ガソリンターボと、2L直4ディーゼルターボを搭載。トランスミッションは、ガソリン/ディーゼルとも7速DCTを採用している。ガソリンは最高出力156ps、最大トルク230NmでWLTCモード燃費は14.1km、ディーゼルは最高出力150ps、最大トルク360Nmを発揮し、WLTCモード燃費は19.5km。
先進安全装備は、ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)やレーンチェンジ・ウォーニング、レーンディパーチャー・ウォーニングなどを標準装備。さらに時速35km以下で前進した直前のルートを最大50mまで記憶し、同じルートを正確にバックできる「リバース・アシスト」機能も標準装備している。
価格は、ガソリン車が418万円~447万円、ディーゼル車が447万円~476万円。グレードはガソリン/ディーゼルともに標準、エクスクルーシブ、Mスポーツの3グレードが用意されているが、エクスクルーシブとMスポーツは同価格(ガソリン:447万円、ディーゼル:476万円)の設定としたことも特徴となっている。