フェラーリ、「458イタリア/458スパイダー」など計7車種 2,496台をリコール ブレーキが効かなくなるおそれ

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フェラーリジャパンは6月13日、「458Italia」「458Spider」「458Speciale」「458Speciale A」「488GTB」「488Spider」「J50」計7車種の制動装置に不具合があるとして2,496台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成22年2月2日~令和元年6月6日。

不具合の部位は制動装置で、制動装置において、マスターシリンダーのブレーキブースター側に装着されている油圧シール部からブレーキフルードがブレーキブースター内に漏れ、ブレーキの一次回路のブレーキフルードがなくなった場合、制動力
は二次回路のみで作動する状態となることがある。その状態でブレーキリザーバータンクのキャップを強く締めすぎていると、ブレーキリザーバータンクの換気が減少してタンク内に負圧が発生し、ブレーキの二次回路のブレーキフルードがブレーキリザーバータンクに戻る可能性があり、最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがある。

改善措置は、全車両で二次回路の制動力を保証するために、ブレーキリザーバータンクのキャップを対策品に交換する。また、メーターパネルのソフトウェアを書き換え、ブレーキフルードの残量不足の警告灯が点灯した場合は、けん引でフェラーリ正規ディーラーに入庫をするように注意喚起する。ブレーキフルードの残量不足の警告灯について記載したオーナーズマニュアルの補足のリーフレットをお渡しする。

不具合の件数は8件 発生している。

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