ジャガー・ランドローバー・ジャパンは4月15日、「F-PACE」「E-PACE」「XE AWD」「XF AWD」「XF スポーツブレーク」「ディスカバリースポーツ」「レンジローバー ヴェラール」「レンジローバー イヴォーク」計8車種の原動機(アクセサリーベルトテンショナー、パワートレインコントロールモジュール)に不具合があるとして1,013台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和3年2月3日~令和4年4月20日。
不具合の部位は原動機(アクセサリーベルトテンショナー、パワートレインコントロールモジュール)で、①アクセサリーベルトの張力を一定に保つためのオートテンショナーのばねの耐久性が不適切なため、経時劣化により張力が低下すると、当該ベルトに振れの発生と共に負荷がかかり折損することがある。②セルモーターでエンジンを始動する条件を正しく検知できないために、セルモーターが作動せず、常に原動機の再始動用モーターが使用され、その結果再始動用モーターを駆動するベルト(アクセサリーベルト)に負荷がかかり、当該ベルトが折損することがある。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、発電不足により警告灯が点灯し、バッテリーが上がり、燃料装置、点火装置等の電装品の使用が出来ず、原動機が停止し走行不能或いはオーバーヒートに至るおそれがある。 改善措置は、①該当車両は全車両、オートテンショナーを対策品に交換し、アクセサリーベルトを新品に交換する。②全車両、パワートレインコントロールモジュールのプログラムを更新する。
不具合の件数は15件 発生している。