フォルクスワーゲングループジャパンは5月19日、ベントレー「ベンテイガ V8」「ベンテイガ PHEV」「ベンテイガ W12 Speed」の座席(ベースフレーム)に不具合があるとして290台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる輸入期間は令和2年9月9日~令和4年3月4日。
不具合の部位は座席(ベースフレーム)で、後席のスライド式シートレールにおいて、レールのアライメントが不整合な状態で取付けられ、座席固定溝の位置が僅かにずれているため、座席が確実に固定されていないものがある。そのため、衝突時に座席が動き、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。また、当該レール後端にストッパーが取付けられていないものがあり、座席を最後位置に移動した場合、カーペットを傷付けることがある。改善措置は、全車両で後席シートレールの取付けを修正しアライメントを整え、座席固定溝を適切な位置に修正する。また、当該レール後端のストッパーを点検し、取付けられていない場合は取付け、カーペットに傷が付いている場合は修理を行う。