三菱ふそうトラック・バスは5月19日、「ふそうファイター」の制動装置(制動灯)に不具合があるとして5,652台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和2年10月6日~令和3年10月11日。
不具合の部位は制動装置(制動灯)で、中型トラックにおいて、ABS ECU のソフトウェアが不適切なため、エンジン始動時にキーを素早く回すと、ブレーキペダル電源短絡エラーを検知してブレ-キペダルへの電源供給を停止するものがある。そのため、制動灯が不灯になり ABS、ESP(横滑り防止装置)、衝突被害軽減ブレーキシステム、EZGO(坂道発進補助装置)が機能しなくなってブレーキシステム異常の警告灯が点灯し、制動装置の保安基準に不適合状態となると共にブレーキペダルを踏んでもオートクルーズが解除できなくなる。改善措置は、全車両でABS ECU のソフトウェアを対策品に書き換える。
不具合の件数は81件 発生している。