日産は3月17日、新型「アリア」に搭載される電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」の卓越したハンドリング性能を、誰でも気軽に体感できる「e-4ORCE ラジコンカー」を開発したと発表した。同ラジコンカーは、3月18日より日産グローバル本社ギャラリーで公開している。
「e-4ORCE」は、前後に合計2基の電気モーターを搭載し、それぞれのトルクとブレーキを協調制御することで、どのような路面状況においても、ドライバーが安心して思い通りにコーナリングを楽しむことができる日産独自の4輪制御技術。同社は、同技術がもたらす高い価値をカスタマーに分かりやすく訴求するため、3月7日に「e-4ORCE ラーメンカウンター」ビデオを公開した。同ビデオでは、「e-4ORCE」の特長の一つである車体の揺れが少ない快適な乗り心地を、トレイに載せたラーメンを運ぶシーンを通じて分かりやすく伝えている。
今回は、「e-4ORCE」のもう一つの特長の高い走行性能を訴求するラジコンカーを制作。同ラジコンカーは、タイヤのグリップを最大限活用する制御を再現するため、4つのモーターで4輪を個別に制御するメカニズムを採用している。搭載されたセンサーがラジコンカーの走行状態を把握し、それぞれのモーターの駆動力を個別に制御することで、安定した思い通りの走行を可能とした。
また、同ラジコンカーは、実際にクルマを運転するのと同様にシートに座り、ラジコンカーに搭載されたカメラの映像をモニターを見ながら、ハンドルとペダルで操作するため、実車を運転しているかのような感覚で「e-4ORCE」の制御を体感することが可能となっている。