自販連・金子新会長が会見「自動車税制問題の抜本的解決に全力を傾注」

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日本自動車販売協会連合会(自販連)は2月25日、理事会及び2022年度定期総会を行い役員改選で金子直幹副会長(福岡トヨタ社長)を会長に選出。28日、会長就任後の初の記者会見を行った。

会見で金子新会長は、長年の懸案である自動車関連諸税の問題について「エコカー減税等の期限を迎える令和5年度税制改正において、抜本的な見直しを行うこととしている。過重なユーザー負担の軽減と複雑な税体系の簡素化に向け、歴代会長がご尽力されてきた自動車税制問題の抜本的解決に向け全力を傾注したい」と語った。

また、カーボンニュートラル実現に向けて「我々の業界も取り組むべき課題が数多くある。自販連では昨年、新たにカーボンニュートラル部会を設置した。業界として取り組むアクションプランの策定を進める他、国への支援策の要望、会員事業所におけるCO2排出量の把握、及びその削減の取り組みを重点的に取り組んでいく」と説明した。

自動車ディーラーの採用確保、人材育成については「特に、整備人材不足の問題はさらなる研究と検討を行う。全国の販売現場のニーズや環境変化を的確にとらえ、情報を共有し課題の解決に向け、会員の皆さまと共に検討していきたい」

さらに「整備士の魅力発信施策の一環として、高校生や親御さん、担任教師をターゲットとしたアニメーション動画の作成等新しい切り口で取り組み、少子高齢化の中、まずは整備士という職業を選択してもらえるよう、楽しさややりがいを訴求していきたい」と述べだ。

自販連・金子直幹会長

【金子直幹会長 略歴】

1993年4月:日本大学卒業後、神奈川トヨタ自動車に入社
1996年6月:福岡トヨタ自動車 取締役
2006年6月:福岡トヨタ自動車 社長
2019年2月:日本自動車販売協会連合会 常任理事
2021年1月:トヨタ自動車販売店協会 理事長
2021年2月:日本自動車販売協会連合会 副会長

※メイン画像は、リモート形式で行われた会見のスクリーンショット

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