キャンピングカーの製造・販売を行うダイレクトカーズ(三重県津市、百田雅人社長)は2月3日、三重県鈴鹿市と「災害時におけるキャンピングカー等のレンタルに関する協定」を締結した。
同協定は、鈴鹿市内において大規模災害(地震や風水害等)が発生した場合または発生する恐れがある場合に、ダイレクトカーズのキャンピングカーを鈴鹿市がレンタルし、被災者への円滑な支援を実施することを目的としたもの。
三重県津市に本社を置くダイレクトカーズは、2019年12月に三重県いなべ市と、また同社の直営店のある神奈川県厚木市とも同様の協定を結んでいる。
同社の百田社長は、「ダイレクトカーズの原点は、東日本大震災の時に福島県の南相馬市にベッドキットを装着したハイエースを納車したこと。そのハイエースはがれきの撤去や車中泊で活躍し、被災者から〝これで何とか生活を再建できる〟との言葉が嬉しくてたまらなかった」と話し、今後も地域貢献の一環としてキャンピングカーを防災対策とした活動を続けるとした。