アルプスアルパインとクアルコムが協業、未来のモビリティ提案、デジタルキャビンの実用化目指す

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アルプスアルパインとQualcomm Technologies, Inc.(以下「クアルコムテクノロジーズ」)は1月20日、後部座席まで含む車室内空間全体を快適かつ高級感のある空間として提供する未来のモビリティ提案、デジタルキャビンの実用化を目指して協業すると発表した。

デジタルキャビンでは、クアルコムテクノロジーズの開発した3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platformsを搭載したアルプスアルパイン独自の統合ECU、High-Performance Reference Architecture(HPRA)を利用する。HPRAは高度なソフトウェア処理を実行することで、HMI(Human Machine Interface)、センサ、コネクティビティの技術を融合させて、先進的な車載インフォメーション&エンタテインメントおよびコックピット機能を実現する。

クアルコムテクノロジーズの3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platformsは、次世代自動車における先進的な各種機能に求められる高度な演算および計算知能をサポートするために設計されたAI(人工知能)ベースのプラットフォーム。アルプスアルパインは同プラットフォームをHPRAに用いることで、安全、快適、および最高のエンタテインメントソリューションの提供を目指すとしている。

今回の協業は、アルプスアルパインとクアルコムテクノロジーズによる、次世代のキャビンおよびコックピッド体験を提供するための継続した活動となり、クアルコムテクノロジーズの3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platformsにより動作する、アルプスアルパインのデジタルキャビンを構成する各種技術には、大幅に死角を低減して車室外の映像を映し出す電子ミラーや、次世代のインプットおよびアウトプットデバイスを統合したドアトリム、天井ディスプレイ、乗員一人ひとりに個別のサウンドを届けるゾーンサウンドシステムなどを含んでいる。

今後、アルプスアルパインのHMI、センサ、コネクティビティ、車載インフォメーション&エンタテインメントなどの技術と、クアルコムテクノロジーズのモジュール構造により拡張性を高めたコックピットソリューションを融合させることで車室内のデジタル化を加速させ、車室内空間に新たな価値を創造していくと述べている。

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