ホンダは1月21日、米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター（本社：カリフォルニア州トーランス）が、アタッチメントを取り付けることでさまざまな用途に活用できるプラットフォーム型自律移動モビリティの実験用車両「Honda Autonomous Work Vehicle（オートノマス ワーク ビークル、以下Honda AWV）」を、1月18日～1月20日まで米国・ラスベガスで行われた建設資材・建設機器の見本市「World of Concrete 2022」で展示したと発表した。
Honda AWVは、CES 2018に出展したプラットフォーム型ロボティクスデバイス「3E-D18」のコンセプトを基に開発された、頑丈で耐久性の高い電動モビリティ。GPSによる位置情報、レーダーやライダーによる障害物検知機能、その他のセンサー類を駆使して自律的に走行するほか、アタッチメントやツールの追加で、運搬をはじめ、さまざまな作業に活用できるプラットフォームとなっている。
2021年11月には今回展示したHonda AWVを使用し、建設会社Black & Veatch（ブラック・アンド・ビーチ）社と共同で、ニューメキシコ州の大規模太陽光発電施設の建設現場にて実証実験を実施。1か月にわたる実証実験で、機材の牽引や建設資材、水などの物資を作業現場内のあらかじめ設定した目的地まで運ぶなど、さまざまな作業の検証を行った。
＜ニューメキシコ州の大規模太陽光発電施設の建設現場における実証実験の様子（動画・英語）＞
＜Honda Autonomous Work Vehicle スペック＞
