ボルボ・カー・ジャパンは、ボルボ60シリーズと90シリーズのRecharge Plug-in hybrid (プラグイン・ハイブリッド)モデル5車種のパワートレーンを一新し、1 月13 日(木)より発売した。
対象となるのは、ボルボの中・大型車用プラットホームとなるSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)を採用しているS60、V60、XC60、V90、XC90の5車種のプラグイン・ハイブリッドモデル。
エンジン、モーター、バッテリーのすべてを一新し、同社プラグイン・ハイブリッド初の大幅刷新となる。駆動用のリチウムイオン・バッテリーは、充電容量を従来から約60%増となる18.8kWhとすることで、EVモードにおける航続距離の大幅な伸長を図った。ピュアモードでのEV航続距離は、最長で約70km – 90kmとなり(欧州参考値)、現行モデルのほぼ2倍を実現。
日常走行での近距離ドライブでは、EVとして利用可能な範囲が大幅に拡大し、長距離ドライブでのエンジンを併用したハイブリッドモデルとして利便性とともにその魅力を大幅に高めたほか、2.0L 4気筒ターボエンジンでは、更なる高効率とドライバビリティの改善を目的に、従来搭載されていたスーパーチャージャーを廃止、組み合わされるCISG(Crank Integrated Starter Generator)の出力を向上し、全域での性能を向上している。
さらに、リアに搭載された駆動用モーターの出力を従来比約65%アップとなる107kWとすることで、EV走行時の俊敏でパワフルな電動走行と、優れた回生ブレーキ性能を実現。出力レベルは2種類設定され、「T6」は合計出力で350ps、「T8」は462psとなる(いずれも参考合算出力値)。
また、今回のパワートレーンの刷新を機に、XC60には新たにT6パワートレーンを採用し、抑えた価格設定とした。