ヨタハチ約40台と60年代軽量スポーツカーが参集
“ヨタハチ”の愛称で知られるトヨタ初の軽量スポーツカー「トヨタ・スポーツ800」のオーナーズ協議会は12月12日、ヨタハチ生誕55周年祭および「公益財団法人 交通遺児育英会」への寄付金贈呈式をトヨタ東京自動車大学校の校内サーキットにて開催した。
ヨタハチは、空力性能を高めた小さなボディに、排気量790cc㏄の空冷水平対向2気筒OHVエンジンを搭載したライトウェイトスポーツカーとして1965年に誕生。本来は、55周年にあたる2020年にイベントを行う計画であったが、コロナ禍で開催を断念。1年の延期を経て、10月に名古屋、そして今回東京での開催が実現した。
イベントには、55年の歴史を自動車愛好家とともに歩んできた車両約40台に加え、ヨタハチと同年代に誕生した2シーター軽量スポーツカーも参加。
オープニングセレモニーでは「今日の開催を一番喜んでいるのは、ヨタハチと軽量スポーツカー達ではないだろうか」と同協議会の杉山泰成代表。「オーナーズ協議会のミッションである、ヨタハチオーナーが集い楽しむ、クルマの良さを知ってもらう、そして社会貢献活動、今日はこの3つが揃った」と挨拶をした。
社会貢献活動として交通遺児育英会に寄付金贈呈
その社会貢献活動として継続してきた交通遺児育英会への寄付金贈呈式も行われた。チャリティオークションなど、イベントを通して寄付してきた金額は5年間で200万円を超え、交通遺児育英会からも協議会に謝辞が述べられるとともに感謝状が贈られた。
校内サーキットでは、オーナーによる車両紹介やタイムトライアル競技といった催しが行われ、会場のそこかしこでは久しぶりに再会したオーナー同士が情報交換や歓談する姿が見られた。
午後の部では、オーナーによる活動報告、そしてヨタハチの希少なパーツやトヨタ系販売会社などからの協賛品が出品されたチャリティオークションをもって、記念すべき生誕55周年祭は閉幕した。