フォルクス ワーゲン グループ ジャパン(略称「VGJ」)と、アウディ ジャパン(略称「AJ」)は12月20日、2022年1月1日(予定)を効力発生日として、フォルクスワーゲン グループ ジャパンを存続会社とした吸収合併を実施すると発表した。なお、11月16日付で合併公告を行っている。
現在、VGJの下で輸入販売されているフォルクスワーゲン及びベントレー、そしてAJの下で輸入販売されているアウディとランボルギーニの4ブランドを一つの法人の下に再編する動きは、フォルクスワーゲン グループが世界各国で展開している戦略の一環となる。今後、各ブランドにはブランド ディレクターが就任する。
2022年1月1日に予定されている合併の後、現在VGJ代表取締役社長であるマティアス シェーパース氏は、その職を継続しながら、アウディ ジャパンのブランド ディレクターとなり、ベントレー モーターズ ジャパン及びランボルギーニ ジャパンは、それぞれのブランド責任者である牛尾 裕幸氏とダビデ スフレコラ氏が引き続き担当する。
またVGJは同日、現在フォルクスワーゲン グループ イタリアでフォルクスワーゲン セールスディレクターを務めているアンドレア カルカーニ氏が、2022年1月1日に同社のブランドディレクターに着任すると発表した。アンドレア カルカーニ氏はそのキャリアをモータージャーナリストとして開始し、数年間トヨタ モーター イタリアやメルセデス ベンツ イタリアで製品や営業関連のポジションを歴任したのち、2010年にフォルクスワーゲン グループに加わった。それ以降、フォルクスワーゲンブランドの製品マーケティング責任者やマーケティング ディレクターとしての経験を積み、2016 年より現職であるセールス ディレクターを担当している。
【合併の詳細】
<合併の目的>
自動車によるモビリティは、現在大きな変革を求められている。 電動化やデジタル化など、未来のニーズに確実に応えられるよう、グループとしてのシナジーを生かしたビジネスモデルを展開しながら、カスタマーに魅力的なモビリティを提供できるよう傘下ブランドをより輝かせるのが狙い。
<合併の日程>
効力発生日:2022年1月1日(予定)
<合併の方式>
フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社を存続会社とし、アウディ ジャパン 株式会社を消滅会社とする吸収合併。アウディ ジャパン 株式会社の社員は、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社に転籍する。
<合併当時会社の概要>
◆存続会社:フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社
- 商号:フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社
- 事業内容:フォルクスワーゲン及びベントレー製品の輸入卸
- 所在地:愛知県豊橋市明海町5番地の10
- 代表者:代表取締役社長 マティアス シェーパース
- 資本金:231億7,410万円(2021年12月20日現在)
◆消滅会社:アウディ ジャパン株式会社
- 商 号:アウディ ジャパン 株式会社
- 事業内容:アウディ及びランボルギーニ製品の輸入卸
- 所在地:東京都品川区北品川4-7-35 御殿山トラストタワー16階
- 代表者:代表取締役 マティアス シェーパース
- 資本金:56 億 506 万 2,600 円(2021 年 12 月 20 日現在)
<役員体制及びブランド責任者に関する変更>
◆マティアス シェーパース
- 新: フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社 代表取締役社長 兼
アウディ ジャパン ブランド ディレクター - 旧: フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社 代表取締役社長 兼
アウディ ジャパン 株式会社 代表取締役
◆アダム パスタナック
- 新: フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社 代表取締役副社長
- 旧: フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社 代表取締役副社長 兼
アウディ ジャパン 株式会社 代表取締役
◆アンドレア カルカーニ
- 新: フォルクスワーゲン ジャパン ブランド ディレクター
- 旧: フォルクスワーゲン グループ イタリア S.P.A.フォルクスワーゲン セールス ディレクター
◆牛尾 裕幸
- 新: ベントレー モーターズ ジャパン ブランド ディレクター
- 旧: ベントレー モーターズ ジャパン 代表
◆ダビデ スフレコラ
- 新: ランボルギーニ ジャパン ブランド ディレクター
- 旧: ランボルギーニ ジャパン 代表