ホンダは12月10日、「N-ONE」が2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー(主催:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会)において、「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。同社が「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞するのは初となる。
「N-ONE」は、Nシリーズの提案する「Nのある豊かな生活」という想いのもと、日々の生活に寄り添いながら末長く愛せるクルマを目指して開発。エクステリアでは、N-ONEらしさを構成する基本のかたちと定めた「丸・四角・台形」を継承しつつ、より走る楽しさを感じられるデザインに磨き上げた。またインテリアは、ホンダ独自の、人間のためのスペースは最大に、機械のためのスペースは最小限にして、クルマのスペース効率を高めようとする、ホンダのクルマづくりの基本的な考え方“M・M思想”(マン・マキシマム/メカ・ミニマムの思想)に基づいたミニマルな室内空間の追求により、「心地よい開放感」を向上した。さらに、走行性能を向上するとともに、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備とした。
今回の受賞理由については、「伝統を守りつつ、中身を刷新した開発姿勢。それによって手に入れた登録車を凌駕する動的質感に評価が集まった。ターボエンジンの設定やHonda SENSINGの搭載などで長距離走行も難なくこなすが、自然吸気エンジンの優れた静粛性や動力性能の高さも支持された。軽自動車で初めて、FFターボ車に6速MTを設定したことも高く評価された」としている。
今回の受賞について、本田技研工業株式会社 執行職 ブランド・コミュニケーション本部長の渡辺康治氏は、「N-ONEが、2021-2022 K CAR オブ・ザ・イヤーに選ばれたことを大変光栄に思います。これからもHondaは、お客様に喜んでいただける新たな価値をもつ商品を提供し続けることを目指していきます」と語った。