シトロエンは、コンパクトSUV「C3エアクロスSUV」をマイナーチェンジして、11月25日(木)に全国のシトロエン販売店を通じて発売した。価格(消費税込)は293万5000円~318万円。
【シトロエンの新デザインコードを採用したフロントフェイス】
新デザインコードを採用したフロントフェイスに一新。より主張の強い、タフネスを感じさせるSUVらしいデザインに変更した。2016年パリモーターショーでデビューしたコンセプトカー「CXPERIENCE」にインスパイアされ、2021年1月に日本で発売開始した新型「C3」で初めて導入された新デザインコードは、これからのシトロエンのシグネチャーを象徴するものであり、主張の強い、ブランド力のあるユニークなアイデンティティを備えている。
シトロエンのマークであるダブルシェブロンからサイドにV字状に伸びるクロームのラインは上がデイタイムライトへ、下はLEDヘッドライトへと繋がっており、グリルは内部ルーバーの縦方向のラインを強調した意匠とすることによって、よりボンネットの存在感を高めてSUVらしいタフネスを表現。フロントバンパー下部のスキッドプレートをイメージしたバンパーはより直線的なものとなり、モダンでよりSUV的な意匠となった。
これまでのテイストを引き継いだリアデザインは、リアクオーター部のベネチアンブラインド風の装飾を変更し、ブラックアウトしたルーフレールと相まって、全体としてよりシックな方向に変更された。
【アドバンストコンフォートシートを採用】
シトロエン・アドバンスト・コンフォート®プログラムにより、車内の快適性をさらに向上。シート生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの“当たり”感を改善したアドバンストコンフォートシートを採用している。生地裏のフォームのボリュームも従来の2mmから15mmへと大幅アップすることでふっかりとした柔らかさを実現し、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収。また、クラスを超えた広くゆったりとしたサイズと身体保持能力により快適な運転姿勢を確保するほか、前席ショルダー部分にはベージュのアクセントラインと、シェブロンを並べたような白いアクセントステッチが施され、モダンでグラフィカルなデザインとなっている。
【シートファブリックを貼り込んだ温かみのあるインテリア】
インストルメントパネルにシート生地と同じ杢グレー(霜降りグレー)のファブリックを貼り込み、シートと統一された温かみあるインテリアに変更。Metropolitan Graphite(メトロポリタングラファイト)と名付けられた質感の高いカラーリングが、シックで現代的な雰囲気を演出している。また、センターコンソール部にあらたにクロームの装飾が施されたほか、パーキングブレーキ形状を変更し、変更にともなって生まれたスペースに2つのカップホルダーを新設した。
【リアシートをすべて畳めば最大容量1289Lを確保】
従来からのBセグメントコンパクトSUVの印象を超えるユーティリティはそのまま踏襲。リアシートは6:4分割可倒式でさらにスライドとリクライニングが可能なほか、中央席はセンターアームレストとしても使うことができる。リアシートは左右独立して動かすことができ、双方を最大まで前方にスライドさせるとクラス最大級となる520ℓのラゲッジルームとなり、リアシートをすべて畳めば天井までの最大容量1289ℓを確保する。
【3色のエクステリアカラーを追加、全5色展開】
エクステリアカラーでは、デザインのアップデートにあわせて、グリーンがかったシックなカーキグレー、彩度の高いボルタイックブルーとルージュペッパーを新たに追加。継続カラーのグリプラチナムとブランバンキーズを含めて全5色展開とした。また、ドアミラーおよびフロントスキッドプレート部、リアクオーターパネルステッカーのアクセントカラーのカラーパックは、ブラックとホワイトを設定。ブラックのカラーパックのリアクオーターガラスに施されたストライプ模様は、外側から見ると鏡面仕上げで、室内からはほぼクリアな視界を得ることができる特別なコーティングとなっている。
【グレードはSHINEに統一、グリップコントロールなどを含むパッケージオプションを設定】
グレード構成はSHINEに統一し、モノグレード展開とした。パッケージオプションとして新デザイン17インチアロイホイール(SHINEは新デザイン16インチアロイホイール)、グリップコントロール(ヒルディセントコントロール付き)、スノーフレークマーク付きマッド&スノータイヤ(ブリヂストンWEATHER CONTROL 215/50 R17)、パノラミックサンルーフ、LEDのフロント&リアシーリングランプ、HiFiスピーカーのセットを用意している。
グリップコントロールは、シトロエンがラリーフィールドで培った駆動力制御、車輌運動制御のノウハウを活用したトラクションコントロールの進化版ともいえる機能。路面状況に合わせて様々なアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインの出力特性やブレーキを統合制御しタイヤのグリップの最大化とトラクションの最適化を実施する。