レクサスは10月7日、次世代レクサス第1弾モデルとして新型「NX」を発表した。なお、全国のレクサス店を通じて11月以降の発売を予定している。
新型「NX」は、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新した次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデル。電動化ビジョン「Lexus Electrified」 に基づき、グローバルコアモデルである「NX」にレクサス初となるPHEVを設定し、HEVとともに電動車普及の加速を推進する。
また、今後の電動車においても、駆動力コントロール、空力、軽量化等の基本性能を磨き、「Lexus Driving Signature」を継承・深化させているほか、多様化するカスタマーニーズに応えるため、2.5L自然吸気、2.4Lターボなど多様なパワートレーンラインアップを揃えるとしている。なお、実用化に向けて開発中のジオフェンス技術の導入に先立ち、ハイブリッド制御の賢い切りかえを行う先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)を日本市場に導入。駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じてEV走行とHV走行を自動で切りかえ、高効率な走行を実現する。また、G-Link機能の拡充や新たなスマートフォンアプリ「My LEXUS」を提供するなど数多くの先進技術を採用している。
【新型「NX」の主な特長】
①カーボンニュートラル社会への貢献や多様化するカスタマーニーズに寄り添った多彩なパワートレーンを採用
- レクサス初のPHEVをはじめ、大容量バッテリーを搭載したHEV、新開発2.4L直列4気筒ターボエンジン、2.5L直列4気筒自然吸気エンジンなど、いずれも高い熱効率エンジンを採用
- PHEV、2.4LターボモデルはAWD、HEVと2.5L自然吸気エンジンはAWDまたはFFのドライブトレーンを設定
②駆動力のコントロールに着目した接地感、力感(りきかん)、安心感のあるレクサスらしい走り
- レクサスが追求してきたリニアなステアリングフィールを独自の価値として継承しつつ、駆動力のコントロールに着目。Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込むことで、ドライバーの意図に忠実に応える「Lexus Driving Signature」を深化
- 新開発電子制御フルタイムAWDを2.4Lターボモデルに採用し、AWDの持つ高い接地感とリニアなステアリングフィールを独自の技術で両立
③運動性能や機能に寄与するプロポーションの「独自性」とテクノロジーに根差した「シンプリシティ」を追求した、次世代レクサスのデザイン
- プラットフォームの変更によりダイナミックさを増した骨格に、大きな面単位の艶やかな造形を表現したエクステリア
- ドライバーがクルマと直感的につながり、より運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」を初めて取り入れたインテリア
④人間中心の考え方に基づいた、最新の予防安全技術と利便性を高める先進技術の採用
- ドライバーの感性に寄り添い、人とクルマの協調を目指した最新の「Lexus Safety System +」
- ドアのアンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムとブラインドスポットモニターを組み合わせた、停車時のドア操作に起因する事故防止に貢献する「安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)」を世界初搭載
- スマートフォンを介してドアのロック/アンロック、エンジンスタートなどの車両操作ができるデジタルキー
- スマートフォンにより車外からの遠隔操作を可能とし、不慣れな場所や狭い場所での駐車を支援する、レクサス初のリモート機能付き[Lexus Teammate Advanced Park]
⑤日本市場に向けて導入した乗員の利便性を徹底的に追求した先進技術
- 目的地をセットした際自動でEV/HVのモード切りかえを行い、より高効率な運転を実現する「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」をPHEVに採用
- カスタマーの日常をより快適なものにするため開発された各種サービスを新導入するなどG-Linkの機能を拡充
- 赤信号から青信号への切り替わり時に発進を促す機能を発進遅れ告知に追加
- ドライバー異常時対応システムに、ヘルプネットに自動で接続して救命要請を行う機能を採用
【新型「NX」主要諸元】
- 全長:4,660(+20)mm
- 全幅:1,865(+20)mm
- 全高:1,660(+15)mm
- ホイールベース:2,690(+30)mm
- パワートレーン:2.5L 直列4気筒プラグインハイブリッドシステム[AWD]、2.5L 直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD]、2.4L 直列4気筒ターボ[AWD]、2.5L 直列4気筒自然吸気[FF/AWD]
- タイヤサシズ:235/50R20、235/60R18
- 車両重量:1,620~2,010kg
<価格(消費税込)>
- NX450h+:714万円~738万円
- NX350h:520万円~635万円
- NX350:599万円
- NX250:455万円~570万円