スパークス・グループ株式会社(以下「スパークス」)は8月2日、未来創生3号ファンドを設立し、トヨタと三井住友銀行の2社が、2号ファンドに続き、同ファンドへ当初の出資者として参画すると発表した。2018年10月に組成した2号ファンドの投資対象領域である「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」、「電動化」、「新素材」の5分野に加え、3号ファンドでは新たに「カーボンニュートラル」を加えた6分野で世界の未公開ベンチャー企業を投資対象とする。
【新ファンドの概要】
①基本理念
- 未来社会に向けた成長を牽引しうる技術を有する企業や事業を対象に、出資を通じた育成をはかり、イノベーションの加速に貢献
- 発掘した企業群でポートフォリオを組む事により、未来を拓く「新たな力」を見える化し、世界に発信
- カーボンニュートラルの実現により、持続可能な未来に貢献
②目指す機能
- 「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」「電動化」「新素材」「カーボンニュートラル」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を有する企業、またはプロジェクトを対象に投資を行う。
③概要
- スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社をファンド運営者とし、トヨタ、三井住友銀行を加えた3社による総額約150億円の出資により、2021年10月より運用開始予定
- 2022年3月を目途に、新ファンドの趣旨に賛同いただける投資家の方々から追加出資を募り、最終的には総額1,000億円規模のファンドを目指す