カー用品専門店のイエローハットでは、高齢ドライバーのアクセルとブレーキのペダル踏み間違いによる事故の抑止を啓蒙する、イエローハット「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」撲滅プロジェクトを2021年10月31日まで全店舗で実施している。
このプロジェクトでは、サン自動車工業製「S-DRIVE誤発進防止システム2」を対象に、本体価格と車種別配線、取付工賃を含めた費用4万1800円に対し、イエローハットが1万7820円分のクーポンを発行し、さらに国からのサポカー補助金2万円が適用され、65歳以上だと実質3980円で購入が可能になるというもの(64歳以下の場合は2万3980円)。
クーポンの発行は同社ホームページ https://www.yellowhat.jp/tokusyuu/safety_support/index.html またはLINE(ID:@yellowhat)、店頭リーフレットを通じで行っている。
サン自動車工業製「S-DRIVE誤発進防止システム2」は、国産車の電子スロットル装着車であればメーカーを問わず装着が可能。近年、国産車の最新モデルは、ペダル踏み間違い時加速抑制機能の標準装備が進んでいるが、標準装備される以前の年式の電子スロットル車に幅広く対応している。例えば、中古で購入した古い年式のクルマ、あるいは、標準装備される最新モデルを購入したいが、様々な理由で購入に踏み切れない等の場合に有効だ。
このシステムを装着すると、インストルメントパネル上にスイッチボックスが置かれるだけで、外観上の大きな変化はない。スイッチボックスにある回転式のノブで、機能のオン/オフが切り替える。機能がオンの場合は、前進時も後退時もアクセルペダルを目一杯踏み込んでも、クルマの加速が抑制され歩くようにゆっくりな速度しかでず、スイッチボックスのランプの点滅とブザーで“踏み間違い中”であることを教えてくれる。
また、製造メーカーでは停止状態でペダルを踏み間違え誤発進するケースより、低速走行時(例えば、道路に面する店舗やパーキングを探している状況)でも踏み間違いによる誤った急加速も多く発生していることから、低速域での踏み間違いにも対応させたという。
【製品情報】http://www.sun-auto.co.jp/products/safety-security-stability/s-drive-system
7月3日と4日に新山下店で無料体験会も実施
ここで紹介したペダル踏み間違い時加速抑制装置を装着した車両で、実際のクルマの動きを体験できる、イエローハット「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」体験会が7月3日と4日、同社最大級の広さを誇る新山下店(横浜市中区新山下1-17-39)で開催される。高齢ドライバーのみならず、安全運転を心掛けたい運転免許保有者であれば参加できる。