ボルボ・カー・ジャパンが「埼玉サービスセンター」を開設、直営7店舗の新車納車前整備と重整備を実施

all 業界ニュース

ボルボ・カー・ジャパンは6月23日、首都圏にある直営7店舗の新車納車前整備と板金塗装を含む重整備を集中的に取り扱う埼玉サービスセンター(以下、埼玉SC)を埼玉県川島町に開設し、6月22日に開所式を実施したと発表した。

 

今回の埼玉SC開設は、直営各拠点の新車整備や認定中古車の商品化、板金塗装を含む重整備を埼玉SCに集約することにより、店舗でのメカニックやサービス担当者に時間的余裕が生まれ、よりカスタマーに寄り添った対応をすることで顧客満足度の向上を図るほか、車両の電動化に向けバッテリー交換等の整備作業を集中させることによりノウハウを蓄積し、電動化におけるサービスの中心拠点としての役割も目指している。なお、新車、中古車の納車前整備、板金修理等で年間5,000台以上の入庫を予定しているという。

 

埼玉SCは、圏央道川島ICより約1.5キロ、クルマで約5分の距離に開設し、敷地面積は約4,300㎡、建物は3階建て、延べ床面積約7,000㎡となっている。新車車両の保管場所として活用することで、豊橋と藤沢に分散していた新車在庫を一元管理することで、大幅な物流の効率化を図る。

 

建屋1階の半分を占めるスペースは納車前整備エリアとして埋め込み式のリフト8台を設置しているほか、最新の4輪アライメントテスターやホィールバランス測定器を備えている。また1階残りのスペースには車両板金塗装エリアを設け、大型の塗装ブース2基、簡易ブース1基を備え、使用する塗料については環境に配慮した100%水性塗料を使用する。さらに重整備対応として最新のフレーム修正機も備えている。

 

2階は会議や研修を行う多目的スペース、ボディーコーティングなどの作業を行うコーナー、認定中古車撮影スペースを用意し、残りのスペースを駐車スペースとし、3階と屋上を合わせた260台の駐車スペースは最新の駐車位置管理システムにより各車の駐車位置が常に管理されている。加えて、将来の電動化車両にも対応する大型の車両エレベーター2基を設置している。

 

Tagged