メルセデス・ベンツ日本は6月3日、「GLE300d 4MATIC」「GLE400d 4MATIC」「GLE450 4MATIC」「メルセデスAMG GLE53 4MATIC+」「「GLS400d 4MATIC」「GLS580 4MATIC」6車種のエアコンの排水ホースに不具合が、また「GLB200d」「GLB250 4MATIC」2車種の車体(サイドスポイラ)に不具合があるとして計888台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和元年9月30日~令和2年12月14日。
6車種の不具合の部位はエアコンの排水ホースで、エアコンのエバポレータにおいて、排水ホースの組付けが不適切なため、車室内に凝縮水が漏れ出すものがある。そのため、床下が浸水して電気配線に腐食や短絡が発生し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。改善措置は、全車両で排水ホースの組付け状態を点検し、正しく装着されていない場合は組付けを修正する。なお、凝縮水の漏れによって部品に損傷等が発生している場合は、当該部品を新品に交換する。
2車種の不具合の部位は車体(サイドスポイラ)で、テールゲート上部のサイドスポイラにおいて、製造時の組み付けが不適切なため適切に固定されていないものがある。そのため、浮きが生じて固定が外れ、最悪の場合、走行時に脱落して他の交通の妨げになるおそれがある。改善措置は、全車両でサイドスポイラの固定状態を点検し、不十分なものは新品に交換する。
不具合の件数は2件発生している。