小型トラック「キャンター」、オーストラリアでの販売開始から50周年

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三菱ふそうトラック・バスは5月28日、小型トラック「キャンター」がオーストラリアで発売50周年を迎えたと発表した。

 

「キャンター」は1971年にオーストラリアでの販売を開始。オーストラリア市場向けに販売された車両総重量3.5トンで95馬力の当時のモデルは、経済的かつ頑丈で多様な用途に対応し、さまざまな顧客のニーズに応えるトラックとして活用された。1989年には、ワイドキャブのモデルをラインアップに追加。1989年には4×4モデルを導入し、同国内の消防隊などユーザーの間で頑丈さと敏しょう性を兼ね備えたモデルとして好評を博したほか、ニューサウスウェールズ州消防局でも活用した。

 

小型トラック「キャンター」4×4モデル

 

販売開始から50年を経て、オーストラリアで72,700台以上の販売実績を誇る「キャンター」は、現在同国内では小型トラックの代表的なモデルとなっている。オーストラリア市場向けの現行モデルは、3.5トンから8.5トンまでの幅広い車両総重量と、現地での架装メーカーによる様々なボディ構成をラインアップ。また、衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)、車両安定性制御装置(ESP)、車両逸脱警報装置(LDWS)などの最新の先進安全装置も標準装備している。オーストラリア市場向けのキャンターは、すべてMFTBCの川崎工場から完成車として輸出され、ダイムラー・トラック・アンド・バス・オーストラリアが卸売・販売事業を統括している。また2021年3月には電気小型トラック「eCanter」の投入開始も発表している。

 

電気小型トラック「eCanter」
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