【2021年・春版】低予算でも楽しめる！新車でも200万円以内で購入できるスポーツ車4選 -

SUVやミニバンもいいけれど、やっぱり走りを優先するならもう少しスポーティなクルマが欲しい。しかし「気持ちよく走りを楽しみたい」のは山々だが、最近の多くのスポーツ車は値段も高く、スペックも日常ユースでは過剰過ぎ。もう少し気軽に走りを楽しめるクルマはないものか…。ということで、今回はサイズも予算も手軽に楽しめるスポーツ車を紹介。予算200万円前後、新車で購入できるモデルで絞ってみた。（編集部）

スズキ　スイフトスポーツ

お買い得なスポーツ車の代名詞といえばコレ！歴代スイフトに設定されてきたスポーツバージョンだ。現行モデルは2017年に登場したが、価格は187万4400円（6MT車）からという衝撃プライス。先進安全技術「セーフティサポート」装着車でも6MT車なら201万7400円、6AT車でも208万8900円というお手頃価格だ。軽自動車でも200万円当たり前という時代に、これは激安といえる。

「スイフトスポーツ」は、「スイフト」のスポーツモデルという位置付けだが、ベースとなる標準のスイフト自体がもともと高い走行性能を持つモデル。そこに磨きをかけたとあって、走りが楽しくないはずがない。

エンジンは標準スイフトの1.2Lに対し、スイフトスポーツでは1.4Lターボを搭載。最高出力は140psとパワー自体はそれほど大きくないが、車両重量970kgと軽いため、キビキビとした走りが可能だ。また内外装パーツはもちろん、シャシーにも専用部品が多く、専用のハブベアリングやトーションビーム、スタビライザーなどを採用。モンロー製のフロントストラット、リヤショックアブソーバーを装備するのに加えて、ブレーキもサイズを拡大し制動力を高めるなど強化が図られている。

トランスミッションは6MTと6ATを搭載するが、6MT車でも充実した先進安全技術を搭載しているのも特徴だ。全車速追従機能はないもののACCも搭載しており、MT車でも快適なドライブを可能にしている。日常の使い勝手と軽快な走りを両立している実力モデルといえるだろう。

スズキ　アルトワークス

アルトをベースにしたスポーツモデルが「アルトワークス」。価格はFF・5MTが153万7800円、4WD・5MTが164万7800円。AT限定免許でも運転できるセミATの5AGS車も4WD車に設定されていて168万6300円。とても手頃な価格だ。

しかし、その中身は非常に充実している。専用開発のショートストローク5MT、専用チューニングが施されたサスペンション、高いホールド性の専用レカロ製フロントシートなど、専用装備がてんこ盛り。またエンジンも最高出力こそ軽自動車の自主規制値上限の64psに抑えられているが、専用設計とすることで最大トルクが高められており、力強い加速を可能にしている。

そして何よりもアルトワークスの強みは軽量であること。車両重量はFF・5MTでわずか670kg。そこにパワフルなエンジンを組み合わせることで、爽快な走りを実現している。スポーツ車の入門モデルとしてオススメしたいモデルだ。

ホンダ　N-ONE

個性的なスタイルのN-ONEは走りの良さも魅力だが、スポーツ性を求めるならターボエンジン＋6MTを搭載する「RS」がオススメだ。6MTのほかCVT車も設定されており、価格はどちらも200万円をわずかながら下回る199万9800円。クルマを操る楽しさなら6MTがオススメだが、CVTも専用セッティングが施されており、キビキビとした走りを可能にしている。

エンジンは最高出力64ps、最大トルクは104Nmで、加速感は十分。ただ車両重量はアルトワークスよりも重く840kg（6MT車）。軽自動車は排気量、最高出力が制限されるため、この点では不利になる。しかしその分、安定性や乗り心地は優れている。日常ユースがメインで、たまの休日に飛ばしたいという人にオススメだ。